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2020/08/02

逆に、AIには、腕時計にあうファッションを提案してほしい。(続AI WATCH RECOMMEND

AI


シチズンによるAIによる腕時計診断について、先日紹介した。
腕時計サイト】AI WATCH RECOMMEND(シチズン)【勝手にレビュー
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-210.html


AI WATCH RECOMMEND
https://aiwr.citizen.jp/

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AIによる診断は、大変面白かったものの、
我々腕時計ファンとしては、自分の好みの腕時計は、いちいち言われなくても分かっている。

(もちろん、意外な提案があれば、新たな発見があって面白い)


であれば、自分の好みの腕時計から、それに合うファッションを提案してもらえたら有益ではないか。

つまり、AIの仕組み逆方向に使うことで、ファッションの提案をするのだ。

そのブランドの腕時計の中から、ユーザーが普段使っている、または、好きな腕時計をいくつか選び、

その結果から、ユーザーの好みの腕時計に合うファッションの傾向を伝えることができるだろう。


さらに、伝えるだけでなく
アパレル系のオンラインショップと連携することで、腕時計ブランド側も広告あるいはアフェリエイト収入も得られそうだ。

しかも、所有している腕時計と似たような腕時計をブランド内から選択するとあう行為は、

結果として、「腕時計ファンにとって、興味のある腕時計を、画面表示させることができる」ので、
広告効果も上がる。


などと、とりとめもなく考えた。
それもこれも、やはりAI WATCH RECOMMENDが面白かったせいだ。

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2020/07/31

腕時計サイト】AI WATCH RECOMMEND(シチズン)【勝手にレビュー

AI WATCH RECOMMEND


腕時計サイト勝手にレビュー、今回は、シチズンの提供している

「AI WATCH RECOMMEND」を紹介する。


AI WATCH RECOMMEND
https://aiwr.citizen.jp/

(今回の記事の画像はすべて、このサイトのスクリーンショットだ。
また、最近、シチズン関連の記事が多いが、偶然である。)

どんなサイト?



選択肢にしたがって、画像やキーワードを選択していくと、ファッションの傾向や、
おすすめの腕時計を紹介してくれる。


結果の例を示すと、

筆者の場合
「きれいめカジュアル系」
202007300527268e7.jpg


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「ぴったりの腕時計」
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※なお、腕時計の画像を3つ選ぶ質問で、すべてカンパノラを選択したときも、この画像の通り選択したときも、同じシチズンメカニカルをすすめられた。


さらに、「あなたの情報・好みをアップデートする」を選び、

追加で年齢、職業、趣味嗜好等のかなり個人情報色の強いものを入力すると

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もう一つのおすすめ
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が表示された。


評価


「遊びとしては面白いな」という印象だ。
ただ、おそらくシチズン製品しか表示されない仕様になっていそうだ。
(シチズンでも、Q&Qなども、そもそも選択肢に出てこない)


また、シチズン側には「腕時計に関心のある層の個人情報を収集する目的」があるのだろう。
「あなたの情報・好みをアップデートする」で追加での情報入力を求めるところに顕著だ。
他のアンケートと違い、ウソを入力したら「自分にぴったり」にならないと思うと、正直に入力する方がかなり多いと想像する。

子会社の人員削減を始めるほど苦境にあるシチズン
せっかく集めた情報はどう生かされるのか。興味は尽きない。


おわりに


とにかく、面白いなとは思う。
(多数のブランドを取り扱う)高級腕時計専門店あたりが同様の取り組みをしたら、世界中の腕時計を幅広く見繕ってくれたら、さらに面白そうだ。

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2020/07/23

腕時計サイト勝手にレビュー 「昔の時計ブランド広告」

腕時計サイト勝手にレビュー


今回は、Twitterで「時計知りたがり」さん(https://mobile.twitter.com/dilettanteer)が紹介されていた
https://twitter.com/dilettanteer/status/1285099568934252545?s=20

イソザキ時計宝石店の
『昔の時計ブランド広告』
http://isozaki-tokei.com/koukoku.htm

を、勝手にレビューしたい。


昭和な時代の広告


パテック・フィリップ、ロレックス、オメガ、セイコー……、
36ブランドの古い広告画像が閲覧できる。(昭和から平成にかけて)
おそらくは雑誌や新聞の広告だろう。

その中の、ブローバの広告では、「❜71」なる表記があったので、1971年、50年近く前の広告になる。

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昭和46年(1971年)

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昭和47年(1972年)

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平成6年(1994年)

(画像は全て、イソザキ時計宝石店の『昔の時計ブランド広告』から転載)

単に、当時の腕時計を見られるだけではない。

当時の広告になるような各ブランドの主力がわかることもあるし、
当時の価格や、広告の様式など、

資料としての価値は高い。


惜しむらくは



ただ、古い広告画像であるため、白黒印刷である。
また、画像もややあら目なので、値段の数字や、細かい記事の文字が見にくいし、拡大しても判別がつかないものもある。


しかし、無料で、好意で公開していただいたいることからすると、
100点満点である。

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2020/07/21

腕時計サイト勝手にレビュー「腕時計クイズ」(GINZA RASINブログ内)

腕時計サイト勝手にレビュー 「腕時計クイズ」(GINZA RASINブログ内)



腕時計サイト勝手にレビュー、今回はこちらを紹介する。

腕時計クイズ(GINZA RASINブログ内)
https://www.rasin.co.jp/blog/quiz-beginner/


銀座の高級腕時計店GINZA RASINの公式ブログ内に設置されたクイズコーナーである。

(なお、GINZA RASINの、公式サイトについては、このコーナーで、以前紹介している
腕時計総合情報メディア RASIN WEBマガジン
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-60.html )


「なんだ、企業のクイズか……」と思った、あなた。
普通の企業のクイズとは質と量が格段に違う。

全300問、初級編・中級編・上級編の3段階ある。
(リンク先は初級編)


5択クイズで、
一回につき10問が出題される。

全問正解ならクリア。
(いきなり上級編からの挑戦でも可)

時計の構造から、人名、ブランドなどに、ついて幅広く出題される。
主に輸入高級腕時計を扱う店だからか、海外ネタが多めの印象だ。



なかなかの難易度


そして、難易度は高い。
(浅学な筆者にとってはかもしれないが)

筆者が挑戦したところ、初級中級はあっさりクリアできたが、
上級は何度か挑戦しても、最高で7問正解が限度だった。

膨大な問題から、ランダムに出題されるので、何度も挑戦するか、勉強しなおすかしないと、全問正解できそうにない。

難易度は高いが、意地悪な問題はない。



ぜひ、読者諸兄にも、挑戦していただきたい!

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2020/06/25

腕時計サイト】カシオ計算機【勝手にレビュー

計算機屋さんのサイト


腕時計サイト勝手にレビュー!

今回、勝手にレビューするのはこちら

カシオ計算機
https://casio.jp/

(先日、父の日にもらったG-SHOCKで浮かれているので紹介する……)

「本業は計算機」とをアピールしている社名だが、今や主力は腕時計であるという。

たしかに、公式サイトをご覧になれば一目瞭然。
製品一覧のトップには、腕時計が見えるのだ。

このサイトの素敵なところは、商品紹介ではない。


ほとんどの製品の取扱説明書を、閲覧・ダウンロードできることだ。

下記リンク参照
https://support.casio.jp/manualsearch.php?cid=002


G-SHOCKやチープカシオの裏蓋に記載されている四角に囲まれた数字、それが説明書の番号だ。

竜頭で直感的に操作できるアナログ腕時計とは違い、
デジタル腕時計は、いくつかのボタン操作の組み合わせで時刻や日付を合わせる必要がある。

ムーブメントによって操作方法が違うこともあり、
説明書がないと、面倒なことが多い。

(もちろん、慣れてくれば、大抵のデジタル腕時計で、説明書なしで修正できるけれど)

外出先で、修正したいとき、
説明書が見つからないとき、
そもそも、中古や逆輸入品で日本語説明書がないときなど、
活躍の幅は広い。


また、説明書の番号が同じものは、同じムーブメントであることがわかる。




おまけに


このカシオ計算機、

ムーブメントにコンピューター(計算機)要素の強いものは、自社製。

通常のクォーツのアナログムーブメントなら、シチズンミヨタ製と割り切っている。

そんなところは、

まさに、本業は計算機屋さんなんだなと思わずにはいられない。


腕時計サイト勝手にレビュー今回はここまで。

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2020/05/31

腕時計サイト】オメガのぬりえ帳【勝手にレビュー 番外編

腕時計サイト勝手にレビュー 番外編



今回は、オメガの公式サイトから、新しいコンテンツを紹介する。


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(画像は、オメガ公式サイトより転載)

オメガのぬりえ帳
https://www.omegawatches.jp/ja/coloringbook

から、ダウンロードできる。


ご覧のとおり



オメガの腕時計や、それに合う世界観が、子ども向けの手描きタッチで、表現されている。

ぬり絵は全20枚あり、そのうち腕時計のぬり絵は、オメガの各製品8種類ある。
なぜか、スピードマスター・プロフェッショナルはない。

お家にいる期間にということなので、期間限定になるかもしれない。
お早めにダウンロードを。

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2020/05/08

【休校中の英才教育に!】学研まんが 時計のひみつ【腕時計サイト 勝手にレビュー特別編】

要するにフィリップ・デュフォー氏


学習マンガの紹介だが……
腕時計ファンの方は、「フィリップさん」という、スイスの腕時計作りの名人が作中に登場すると言えば、ご興味をもたれるのでは?



休校中の英才教育に!


今回は、
学研まんがでよくわかるシリーズ
「学研まんが 時計のひみつ」(構成:望月恭子 漫画:田中久志 2011年発行 学研パブリッシング)を紹介する。
https://bpub.jp/bookbeyond/item/000405913010

子ども向けの学習マンガである。
が、コロナショック以前から無料公開されているので、
腕時計サイト勝手にレビューコーナーとして、紹介する。

さて、この「学研まんが 時計のひみつ」は、他の学研の学習マンガ同様、子ども向けに時計全般を楽しみながら学べる内容になっている。


内容


サイトの紹介文によると、
「みんなの家にも「時計」はあるよね。時計っていつからあるんだろう? そして、どういう役割があって、どんな種類があるのかな。中身はどうなっているのかな。どんなふうに作られるものなのかな。そんないくつもの時計のひみつがこの本でみんなわかっちゃうよ!」

だそうだ。
残念ながら、まったく伝わらない……


紹介しなおすと、
このマンガは、ストーリー仕立てになっていて、

主人公は双子の小学生
ルイ(男の子)とハナ(女の子)

2人が、長野の祖父の家に行くことから始まり、
時計の博物館や工場を見学しながら、時計の歴史や仕組みについて学んでいく。
(読者が主人公と一緒に学ぶことになる)

小学生には難しめだが、クォーツ腕時計や機械式腕時計のムーブメントの仕組み・構造も、しっかりと学ぶことができる。


そして、祖父の友人として、フィリップさん※というスイス人で、腕時計作りの名人にも出会う。
(※独立時計師フィリップ・デュフォー氏。明言は作中にはない。しかし、フィリップ・デュフォーは、取材協力者に名前が記載されている)

スイスの腕時計についても章をさいていることは、特筆に値すると思う。
こども向けの学習材で、我が国だけに終始しないグローバルな姿勢には称賛を惜しまない!!



おわりに


腕時計をはじめとする時計全般を学習できる良書だ。
(マンガとしては、正直、平凡だが)

奥付の協力者一覧も、腕時計ファンには見所だ。
おそらく、2011年当時に、日本で展開している大半のメーカーは載っているのではなかろうか。

(マンガではないが、オメガ・スピードマスター・プロフェッショナルについても触れる箇所があるので、個人的には満足)

惜しむらくは


すでに発行が10年近く前のもので、さすがに情報が古い。
例えば、この本で紹介されている子ども向けのサイトはどちらも運営されていない。

作中で紹介されているバーゼルフェア(バーゼルワールド)も、在りし日の姿であるし……

おそらく不可能とは思うが、改訂版があれば、と思わずにはいられない。

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2020/04/28

時計サイト】国立科学博物館  おうちで体験! かはくVR【勝手にレビュー

時計サイト勝手にレビュー、今回は、


国立科学博物館 おうちで体験! かはくVR
https://www.kahaku.go.jp/VR/

期間限定 大公開


コロナウイルス対応のため、各地の施設が休館している。
この国立科学博物館も休館中だが、そのかわりとして、国立科学博物館の館内をVRまたは3D画像で公開している。

筆者はVR環境がないので、3Dのみの体験だが、Googleマップのような操作で、館内を巡ることができた。

基本的に一般公開している所はすべて公開しているようなので、日本館と地球館の大半を仮想体験できる。
(休憩スペースや階段までも、しっかりと再現されている)

収蔵品には、もちろん時計も


館内は、自然科学系のあらゆる物がある。
つまり、古生物、地学、天文学、科学技術……

その中には、ご存知のとおり、読者諸兄お待ちかね?の時計についても存在する。
主に和時計、懐中時計ファン向けだが、
和時計の最高傑作をネット経由で無料で見られることは、特筆に値すると考える。

万年時計


万年時計は、地球館2階にある。
江戸時代の科学技術コーナーの始めに、幕末に田中久重が制作した万年時計(万年自鳴鐘)が、展示されているのだ。
和時計の最高傑作ともされる品の実物である。

(なお、江戸期から、最高傑作が更新されない現状は、残念極まりない)

掛時計、懐中時計など


万年時計を除く時計類はすべて、日本館1階の時計コーナーに展示されている。


とはいえ


不勉強な筆者の私見だが、国立科学博物館には万年時計があるとはいえ、時計の展示は充実しているとは言い難い。
時計目的で入館料わ払うには惜しいとお考えの方もいらっしやるだろう。

(なお、自然科学全般に興味のある筆者は、大抵の収蔵品を息子に説明しながら館内をバーチャルに楽しむことができた)

それこそ、無料で、館内をくまなく見ることができる今だからこそ、あえてご覧になってもいいのではと思う。


国立科学博物館 おうちで体験! かはくVR
https://www.kahaku.go.jp/VR/

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2020/04/21

腕時計サイト】高級時計ケースのソウルバード【勝手にレビュー

腕時計サイト勝手にレビュー
今回は高級時計ケースの販売店である。

高級時計ケースのソウルバード
https://soulbird.co.jp/


※筆者はソウルバードのケースを所有していない。
しかし、これはサイトレビューであり、店舗紹介ではない。
何卒ご容赦を。

時計のケース?


いきなり脱線するが、
時計のケースと聞いて、読者諸兄はどちらを想像されるだろうか。

1 時計を保管する箱
2 時計の本体のうち、ムーブメントや文字盤を格納している部品

よく腕時計の販売サイトやレビューで、「ケース径は○○mm」と表記しているのは、2の意味でのケースだ。
ロレックス自慢のオイスターケースは、防水性能の高い腕時計部品である。

中古品では、腕時計の本来の付属品がどこまで残っているかも価値の高低に差が出る。
「付属品  外箱内箱なし、※当店オリジナルボックス付き」
などと記述することが多い。
文例だと、純正の箱はないので、代わりの箱が付きますよという意味だ。
箱・ボックスとケースをしっかりと使い分けている。



でも、ソウルバードは


しかし、高級腕時計ケースのソウルバードは、前項の1の意味での箱としてのケースの店だ。

わざわざ、2の意味でのケースをあえて買うのは、プロか上級者しかいないので、ユーザーに混同はない。

さて、
高級腕時計ケースのソウルバード、

天然木の無垢材から作ったケースを販売している。
全く同じ材はなく、フルオーダーかセミオーダーの店なので、基本的にすべて一点物だ。
外装内装の色や素材、所有者の腕周りに合わせて腕時計のクッションも作るなど、当然の範囲。

そして、このサイトのブログでは、

木の美しさ、杢目の
木材ごとの価格差の訳
木製品の良し悪し
皮革の良し悪し
顧客の材の選定、注文の様子

などが、読みやすく、わかりやすく、おもしろく紹介されている。
木の種類によってはワシントン条約がからんだり、ハワイから調達したり、ワインディングマシンも作っていたり、と、興味は尽きない。

画像はソウルバード公式サイトから転載。
202004181147374b9.jpg
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筆者の語彙力で表現すると、「宝石みたい!」なのだが、
むしろ、木の愛好家からは木材を過小に評価しているとも言われそうだ……

内装用の皮革では、○○産の放牧ラムレザーが、とか今まで知らなかった知識が大量に注入されて、気持ち良かった。


独立時計師の菊野昌宏氏は納品にここのケースを使っているそうだ、とか、エピソードは尽きない。


また、実店舗を訪問するには、必ず来店予約をしてから、というのは、営業の都合ではなく、
顧客が高級腕時計を持ち寄ることが多いから、というセキュリティ上の対策という。


サイトを見ていて、個人的に一番気になったのは、

顧客が腕時計ケース自体にはまって、ケースだけを買い集めるようになっていくことだ。

ちょうど、個人的にさまざまな趣味の世界の深遠さに触れる機会が、あったばかりなので、うなずける話だ。



ソウルバードでは、百年単位で長持ちすることを前提に製品を作っているのだから、当然かもしれない。




ただし


高級品の店で、最安でも2万円以上で、10万円からが標準だろう。
もちろん、天井はない。

それに見合った腕時計がないなら、見る必要はないと考えてはもったいない。


おわりに


筆者自身、腕時計をしまうための、ちゃんとしたケースを永らく探している。
注文するなら、この店だなと考えている。



高級時計ケースのソウルバード
https://soulbird.co.jp/

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2020/04/13

腕時計サイト】国際時計通信(セイコーミュージアムウェブサイト内)【勝手にレビュー

腕時計サイト勝手にレビュー

国際時計通信(セイコーミュージアムウェブサイト内)
http://www.libblabo.jp/seiko/tokei.htm


今回は、雑誌である。
しかし、ウェブ公開されているので、とりあげることにした。
なお、この記事はTwitterでYoimonchy@yoimonchy氏がつぶやいたことが発端であることは明記しておく。
https://twitter.com/yoimonchy/status/1248039006698213376?s=20

セイコー本体のウェブサイトは、良くも悪くも一般的な企大業的なウェブサイトである。
しかし、セイコーミュージアムのウェブサイトに、特筆すべきものがある。

『国際時計通信』の全号をPDFで公開しているのである。

それも、1960年の創刊から2009年までの全442号である。

『国際時計通信』には、日本とスイスをはじめ、世界各国の腕時計についての記事がある。
なにより、その刊行期間の長さ、客観的なデータや図表の存在から、腕時計ならびに文化的史料としての価値が高いといえる。

たとえば、自分の生まれた頃の腕時計の記事を探したり、アポロ宇宙船が現役の頃のスピードマスターネタを探したりと、楽しみ方はいかようにもある。 

と同時に、年代を追うことで、クォーツ腕時計で世界を席巻した日本の腕時計メーカーが衰退し、衰退していたヨーロッパのメーカーが再び興隆していく様を感じることもできる。

あるいは、時計の広告、腕時計からはなれて雑誌記事の書きかた、印刷技術、その全てが楽しめる。


まとめ


この時期に最適なサイトである。


国際時計通信(セイコーミュージアムウェブサイト内)
http://www.libblabo.jp/seiko/tokei.htm

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