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2023/06/01

鶴岡氏の転職の報に接して

鶴岡氏(https://twitter.com/Tsuruoka_Rasin?s=20)は腕時計店銀座ラシンのウェブマガジン担当者だ。

そして、退職により、来月からは過去形で語らなくてはならなくなる。


以前、当ブログの記事「腕時計サイト】腕時計総合情報メディア RASIN WEBマガジン【勝手にレビュー」(https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-60.html)
でそのウェブマガジンを紹介した縁で、Twitterの相互フォローさせてもらっている。なお、直接お目にかかったことはない。

筆者は、いつもいつも鶴岡氏のことを「さすがプロだなあ」と尊敬をしていた。
当然のように記事に外れはないし、腕時計店の持っているデータの活用が巧みだった。
ロレックスの新作発表に関連した記事の速さと量などはたまらなかった。


時計店のウェブマガジンという、腕時計メーカー公式とも、腕時計雑誌とも個人のSNSとも……、どれとも異なる媒体での活躍がとにかく光っていた。

だからこそ、鶴岡氏のさらなる活躍を期待する。

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2023/03/26

シチズン・タイムレス・シティに久しぶりに行きました。「CITIZEN Timeless City」稼働中

かなり久しぶりに『腕時計サイト勝手にレビュー』

シチズンの2023年の新作がバーチャルワールド「CITIZEN Timeless City」で公開されている
https://pa.citizen.jp/ja

「CITIZEN Timeless City」は2021年に始まったシチズン公式サイトの一部コンテンツであった。

この点において、筆者は手放しで称賛したい!!

よくある企業のWebコンテンツでは、公開時でほぼ完成状態で、多少の更新がしばらくあった後は放置されたままなことが多いように思っていた。


それが2年経っても未だに改良されていることは素晴らしい。


特に新作の紹介ブースとブランド紹介ブースは3Dゲームのようにキャラクターを自由に操作して目的地に動かすことになっている。
ゲームのように。


もちろん、ゲーム操作に慣れていないと難しいだろうし、そこまでの自由度があってもあまり得することはない。

だが、チャレンジングな姿勢には賛同していきたい。


今更ながらミュージアムの価値!


シチズンのオンラインミュージアムもよく見ると改良があった。

普段は一般公開されていないシチズンの企業ミュージアムにオンラインとはいえ、コンテンツも一部とはいえ自由に入れることは価値が高い。

欲を言うならミュージアム内の全コンテンツ、せめて腕時計だけでも公開されたらなと思う。

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2021/06/10

シチズン・タイムレス・シティに行ってきました。

CITIZEN Timeless City


そんなサイトが公開されたとウォッチメディアオンラインで紹介されていたので、
「CITIZEN Timeless City」に行ってみた。

※Timelessは時を超えたという意味らしい。時間が無いわけではなさそうだ。

シチズン・タイムレス・シティ
https://city.citizen.jp/index.html

画像はすべて上リンクからスクリーンショット


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現在は主に3つのコンテンツがある。
バーチャル空間のようであるが、移動の自由度はかなり低い。グーグルマップのストリートビュー機能に近い操作感だ。



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ミュージアム機能は、旧来からあるオンラインミュージアムをバーチャル風にしたようなものだ。

今のところは、どのコンテンツも一回ざっと見れば十分だと思う。

これからの拡張に期待する。



おまけ
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これらの光景から、諸星大二郎の代表作の一つ「生命の木」を思い出したのは筆者くらいだろう。

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2021/05/14

腕時計サイト】腕時計のななぷれ PayPayモール店【勝手にレビュー

腕時計のななぷれ PayPayモール店



腕時計サイト勝手にレビュー
久しぶりのこの企画、今回はネットショップを紹介する。

「腕時計のななぷれ PayPayモール店」だ。
下記リンク参照
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/nanaple/top/

もちろん、今回も勝手にレビューしているので、なにも頂いていない。


さて、腕時計のななぷれには、「公式サイト」も別にあるのだが、
https://www.nanaple.com/

筆者は断然PayPayモール店を推したい!


なぜなら、個別の商品または、シリーズの紹介が秀逸だからだ。

たとえば、シチズン チタニウム技術50周年
限定モデルの紹介ページを見ていただきたい。

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https://shopping.geocities.jp/nanaple/yahoo/tokusyu/titanium50th.html

筆者はこのページを始めてみたとき、シチズンの公式サイトなのか?と勘違いしたほどだ。

そして、見覚えのある七年保証マークでやっとネットショップのページであると気づいたのだ。

他にも、国内メーカーを中心に、レベルの高い紹介ページを展開している。

これとか
https://shopping.geocities.jp/nanaple/yahoo/tokusyu/y-seikolimited.html


安さや便利さ以外の面での価値の追求は、腕時計ファンとの親和性も高いと考える。


今後の活躍にも期待したい!

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2021/01/30

「腕時計の写真の撮り方 - スマホで格好よく撮るコツとは」HODINKEEの記事より 腕時計サイトレビューミニ


久々の腕時計サイトレビュー


今回はミニ版として、HODINKEEの記事を紹介する。


オススメ! スマホで腕時計写真


腕時計の写真の撮り方 - スマホで格好よく撮るコツとは

https://www.hodinkee.jp/articles/how-to-take-better-photos-of-your-watches-without-buying-a-new-camera


スマホ、特にiPhoneでの撮影について解説している。

もちろん、いいカメラで撮影するに越したことはない。

しかし、全方向に趣味を広げにくい庶民としては、なるべく低コストに、高パフォーマンスを得たい!

その意味でこの記事は最高だ。

ただ、筆者の場合はアンドロイド端末を利用しているから、そのままとはいかないが。

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2020/12/10

セイコー5カスタマイズ

セイコー5のカスタマイズサイト




あなただけのセイコー5をつくろうと題して行うキャンペーンだ。
https://seiko5sportsbeatmaker.com/

ケース色や針、文字盤などを5✕5✕5✕5✕5だけ用意している。


シチズンアテッサのカスタマイズのように購入できるわけではない。

単に組み合わせを楽しむだけであるが、
人気の組み合わせは、商品化されるかも?ということらしい。


今回のサイトは、あくまでキャンペーンであるが、今後に期待はできるし、面白い。

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2020/10/11

NHKEテレ ミクロワールド 「時を刻む 腕時計の秘密」  【腕時計サイト勝手にレビュー番外編】

NHK Eテレ「ミクロワールド」の腕時計の回


ミクロワールドという小学生から高校生向けの理科分野の5分番組。

それの「時を刻む 腕時計秘密」の回では、
機械式腕時計(手巻)の構造について、説明していたので、ここで取り上げたい。

https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005100160_00000

放送日は10月1日だったが、上記リンクのNHK for schoolで、いつでも視聴できる。


内容


内容は、

腕時計の構造を調べる
香箱の回転を伝える歯車と「カナ」
1分間でひとまわりする「4番車」
ブレーキをかける「アンクル」
時の刻みを支える精密技術

となっている。

タレントなどは出てこず、ナレーションだけで進行する。


なお、使用している腕時計は、ヒコみずのジュエリーカレッジの銘が入っていた。
NHKらしく?特定のメーカーの宣伝にならないような配慮だったのだろうか。
ちなみに、公式サイトの「あらすじ」には
〔撮影協力:専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ〕の表記があった。


おわりに


今回の番組、
息子向けにかたっぱしからEテレの学習系番組を録画している妻が、発見した。
腕時計趣味者ではない妻にも、腕時計のムーブメントは「きれい!」だそうだ。

あえて機械式腕時計を子供向けに取り上げていること、とにかく好感が持てた。

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2020/09/30

ムーブメントのミヨタ! 【腕時計サイト勝手にレビュー】

腕時計サイト勝手にレビュー「ミヨタ」


腕時計サイト勝手にレビュー、今回は、ミヨタを紹介する。

ミヨタ
https://miyotamovement.com/jp/


ミヨタは、現在は、シチズン時計のムーブメントのブランドである。

上記のウェブサイトについては、シチズン時計株式会社 ムーブメント事業部が主に関わっているようだ。

※もともとは、ミヨタ株式会社というシチズン傘下の会社による(現シチズンファインテック株式会社)


さて、このウェブサイトがすばらしいのは、

ミヨタ名義で製造しているムーブメントについての詳細な記載がある点だ。

百を超える数のムーブメント、その一つ一つについて、詳細な画像、パーツリスト、スペックシート、図面、取扱説明書等が公開されている。


しかも、一部のムーブメントに限られるが、
それを使った腕時計のデザインサンプルまで公開している。
MIYOTA銘の架空の腕時計が見られる!
まさに、至れり尽くせりである。



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(※上2つの画像は、ミヨタムーブメントSuper2035(クォーツ)使用のデザインサンプル 上記、ミヨタ公式サイトより転載)


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(※上の画像は、ミヨタムーブメント9015(機械式)使用のデザインサンプル 上記、ミヨタ公式サイトより転載)


特に、クォーツムーブメントであるSuper2035のデザインサンプルで、
あえてムーブメントを見せる設計を提案しているのは、クォーツへの誇りを感じられて、とても好感がもてる。




もちろん、このサイトは一般ユーザー向けではなく、
ミヨタムーブメントを使った腕時計の製作を現にしていたり、企画している企業向けなのであろう。

ムーブメントのカタログ等もダウンロード可能なので、これらも興味のある向きには、一読の価値があるだろう。



まとめ


ウェブサイトという形で、ここまでの情報を、全世界に公開していることが、すばらしい。



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2020/09/09

腕時計サイト】シチズン FTS(ファイン・チューニング・サービス)【勝手にレビュー

カスタマイズできる腕時計


腕時計サイト勝手にレビュー

今回は、シチズンFTS(ファイン・チューニング・サービス)を取り上げる。


https://www.citizen-e-space.com/fts/index.html



腕時計サイト勝手にレビューでは、ここのところシチズンが多いが、
かといって、これも紹介しないのはフェアではないと考える。


シチズンFTSとは


先程のリンクを見ていただくとお分かりになると思うが、

腕時計をカスタマイズできるのだ。

もちろん、完全にゼロからというわけではなく、


上記サイトから引用すると、


FTSはケース、文字板、針、リング、バンドといったそれぞれのパーツを組み合わせることで、4万通りのスタイルを実現しました。


引用終わり

ということである。

具体的には、
シチズン・アテッサのAT8040というモデルの、ケース、文字板、針、リング等の色を選択し、バンドの種類も選べるというものだ。

通常のAT8040よりは割高になるが、より、自分の好みにあった腕時計を購入できる。



試しに



上記リンクからスマホでもカスタマイズできる。

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色々と、選択する。


プレーンな感じ
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別料金の黒ケース、黒メタルブレス
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ケースだけ、黒も。(別料金)
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革バンドも選べる。
(おしゃれだが、通常のメタルブレスと同料金なのは、少し残念)
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やってみて


カスタマイズは面白いし、購入しなくても、画像で確認できる。

しかし、あまりセンスのない筆者には、通常の市販品のほうが、かっこいいような気もする。
(安価だし)

カスタマイズできることも、面白いが、
腕時計デザイナーのセンスにはじめからまかせてしまうのも、結局はありだ、なんて思う。

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2020/08/18

腕時計サイト】rich-watch【レビュー(オファーによる)

腕時計サイトレビュー


今回はrich-watchを紹介する。

rich-watch
https://rich-watch.info/


なお、いつもは「勝手にレビュー」なのだが、今回はオファー※を受けて書いている。

(※この記事は2020年8月のrich-watch側からの「サイト連携」なるオファーにより書いている。
ただし、金銭または物品の授受がないことは、明記する)


rich-watchって?


rich-watchは、
この記事を執筆時点で開設から9ヶ月という、比較的新しいサイトである。

それでいて、腕時計全般に対して、豊富な情報量もつサイトになっている。

ネット上の口コミや情報を元に、複数名のライターたち(アマチュアまたはセミプロのようだ)が記事・サイトを構成している。

2020年現在、何かしらの語句を検索をすると引っかかるタイプの、所謂まとめ系サイト
「キュレーションメディア」の時計版である。



特徴


rich-watch側から提供された情報によると、特徴は以下の通りだ。
以下、引用文



・腕時計のブランド(大衆モデル〜高級モデル)を50個以上紹介している
→特にロレックスやセイコーなどのレビュー系記事が豊富
・記事のジャンルが「腕時計の基礎知識・メンテナンス・ブランド・イベントシーン・ランキング系・レビュー系・芸能系・メンズorレディースにおすすめの時計の紹介」など全網羅して紹介しているキュレーションメディアサイト
・口コミなども豊富で、客観的な評価を紹介している
・ツイッターの運用も行っており、タイムリーに最新情報を受け取れる
RichWatch【腕時計情報サイト】
@Rich_watch_info


引用、終わり


メリット


さて、読者が、腕時計初心者であったり、あるいは、ほとんど知識のないブランドについて概要を知りたいとき、
このrich-watchを読んでみる、という使い方をする場合、メリットが大きいだろう。

各記事ごとに豊富な口コミを紹介しているので、
「口コミを元に購入行動を決定するタイプ」の人には有用だろう。


現時点でも、圧倒的な情報量であるが、今後もハイペースで、更新されていくようなので、数年後はいったいどうなっているか……、興味をかきたてられる。


デメリット


もちろん、デメリットもある。
たしかに、情報量は多いが、2020年8月時点では、その内容は精選されているとはいえない。
大半が口コミやネットからの引用であり、誤解や誤記も気になる。

なお、この記事を書くにあたって、rich-watchの責任者に質問したところ、
残念ながら、責任者を含むライター陣に高級腕時計を所持していたり、腕時計趣味のあったりする方は、誰一人いないようだった。

そのためかは分からないが、ツメが甘い。
おそらく、記事や引用した口コミ等の、正誤・正確不正確を判断できる方は、執筆陣に、ほとんどいないのではないか?

そのため、各種腕時計に関する十分な知識がある人にとっては、新たな発見や交流はほぼないので、不向きであろう。


おわりに


というわけで、rich-watchの腕時計サイトレビューを終える。
今後の成長に期待。

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