【漫画『着たい服がある』によせて】僕には着けたい腕時計がある
それが、漫画『着たい服がある』を目にした感想だった。
主な登場人物にとっての、「服」を、「腕時計」に置き換えたら、もう、僕や腕時計ファンのみんな、そのまんまなんだ!
(今回はパッション全開、完全に主観で書くので、一人称は「僕」)
漫画『着たい服がある』とは
漫画『着たい服がある』は、
常喜寝太郎による、元々はTwitterに掲載した数ページの連作漫画から、連載化された作品だ。
https://twitter.com/netarouTsuneki/status/964449934593282048?s=20
内容は、
変わった服装の趣味を隠そうとする女子大生と、別方向に奇抜な服装の趣味を隠さない男性の交流を通して……という流れだ。
特に、男性は強いポリシーがあり「自分の着たい服着た方が1億倍気持ちいいんスよ」や「何着てどこ行くかは、自分で決めます」
など言ってくれる。
こいつ、僕だ。僕と同じなんだ。僕の服装はそんなに奇抜じゃないけど、魂が近い!
といっても、女性のほうの気持ちも、わかる!
むしろ、昔は僕もこんなんだった!
他の登場人物にも、服を通した考え方がそれぞれあって、ファッションに対するポリシーのカタログのようにも思える。
(ただし、無料配信をあさって読んだので、全巻は読んでない。)
全5巻、良い結末のようなので、妻に相談してみよう。
持論
さて、
漫画の影響を受けて、腕時計について、考えた。
自分と周囲との折り合いというか。ファッションと腕時計とか。
長々と書いたけど、言いたいことは、僕には、着けたい腕時計があるということ。
腕時計は一般の人にとっては、2つに分類できる。
①時刻を知る必需品
②ファッションアイテム
だから、①の腕時計の必需品側面を重視している人は、何にでも合わせられる無難な物を一つ選ぶように見える。
職場環境にも影響される。
お金に余裕のある範囲で、高額なものも買うが、優先順位は家や自動車より低い。
国内大手メーカーか、ロレックス、オメガ、タグホイヤーあたりが多い。スマートウォッチにする人もいる。
②の腕時計をファッションアイテムだと思っている人にとっては、服装というか、その日のコーディネイトに合わせる物だろう。
だから、色や形を重視して、ストーリーやトレンド、TPOも加味しながら、複数本所有する。
ファッションブランド系の腕時計だろうが、国内外のメーカーだろうが、そこに垣根はない。
たまに、すごく高い腕時計もぽんと買ったり、飽きたりもする。スマートウォッチもおしゃれの一環だ。
一方、
腕時計ファンは、一般な人とは違う。
腕時計が特別な人、
腕時計選びには、強烈な個性がある。
外装、機能、ムーブメント、ブランド、コレクションのバランス、リセールバリューあらゆる情報から検討する人もいれば、気にいるかどうかで即決する人もいる。
何を選ぶかで、他の腕時計ファンからの評価が上がったり下がったりするとも考える。
そんな、僕たち腕時計そのものが好きな人は、大抵は複数本腕時計を所有する。
(その中で、片手の指程度の数本厳選タイプと、足の指でも足りない大量保有タイプに分かれる)
僕たちの多くは、腕時計を重要視しながらコーディネイトを決定する。
重要な日で、気合いを入れるために、この腕時計にするから、服は……など。
(または、コーディネイトはほとんど気にしない人もいるが、今回は除く)
個人的に
そして、ここからは、完全に僕個人。
僕は、たとえば、金を使ったり腕時計に、シャツの袖で傷がついたら嫌なときは、多少肌寒くても半袖を選んだりする。
服装は腕時計に合ったり映えたりするように選ぶ。
靴、ベルト、バッグ等の皮革製品の色は、腕時計のバンドの色と統一する。
腕時計の帯磁防止のため、バッグや財布は、磁石付きを避ける。
スマートフォンは、右側のポケットにしまうか、バッグに入れる。
もちろん、腕時計を含め、身につけるものが自分に似合うかどうか、も大切かもしれない。
けど、「他人から見た自分」よりも、
僕は「自分が見る、腕時計と、その周りの風景が好き」だ。
(そりゃ、お世辞で、かっこいいとか、イケメンとか言われると嬉しいけどさ)
だから、着けたいものを着けるし、買いたいものを買う。
お金と家族の許しがあるかぎり。
僕の腕時計趣味(数十本所有)を知って、
成金ぽいとか、
腕は2本しかないのにとか、
シチズンのソーラー電波で十分とか、
わざわざ言う人もいた。
特に、僕が今より若い頃には、若いくせに、というやっかみもあったのだろう。
だけど、
この腕時計趣味のおかげで、
仲良くなれた知人、仕事の関係者、上司もいる。
腕時計という、共通言語のおかげで、まるで同郷の人間のように会話ができる。
まとめ
だから、
僕には、着けたい腕時計がある!