TSUYOSHIの腕時計
画像、特に腕時計をご注目いただきたい。
※丸山恭右『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』第2話3ページ目右下部分 サイコミより転載
お気づきの方も多いかと思うが、
作中のコンビニ店員(TSUYOSHIの主人公)のしている腕時計は、
シチズン ALTERNA(オルタナ) VO10-5995F
または、
シチズン コレクション クロノグラフ エコ・ドライブ VO10-5995F
てある。
※画像はオンラインショップより転載
名前が二つあるのは、元々は前者であったものの、その後オルタナブランドが廃止になったことによる。
そして、この腕時計も現在絶版である。
(少なくとも2016年には既に絶版であったようだ。)
このシチズンオルタナは、
かつて、少々有名だった。
実写映画版の『デスノート』
その主人公、夜神月(演:藤原竜也)の愛用する腕時計として。
※ちなみに、原作マンガでの夜神月は、オメガ・スピードマスターを愛用している。
作中、夜神月は腕時計を印象的な使い方をするので、大切なアイテムといえるのだが、それを原作と変えることには疑問符がつく。
それはともかくとして、このシチズン オルタナ クロノグラフは、映画デスノートの公開時期(2006年)には、そこそこ売れたらしい。
しかし、それは今から10年以上前のことだ。
いくらなんでも、2020年現在、連載中のマンガの主人公(22歳のフリーター)が使うには、あまりに古すぎる。
作中、腕時計に言及するシーンは今のところ知らないので、説明なしに使うには、違和感があるのだ。
ということは、
単に作者の丸山恭右氏
https://mobile.twitter.com/maruccckey または編集、アシスタントなどの私物を資料用に活用したため、と考えるのが適切なのではと思う。
丸山氏は
1 男性である。
2 8年前からTwitterを使っている。
3 予想される年齢は二十代後半以上
4 マンガ家ゆえ、『デスノート』を知っている可能性があまりに高い
ことから、作者の私物の可能性が高いのではと思う。
もちろん、同様の理由から、アシスタントや編集の私物の可能性は否定できない。
どちらにせよ、若い頃に使ったもので、現在ではほとんど使ってはいないのではとも思う。
おわりに
「腕時計を見ると、その人がわかる」という言葉がある。
筆者としては、腕時計からわかるのは一部に過ぎないだろうと思う。
だが、このマンガの例のように違和感があるときは、調べたくなるものだ。