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2020/09/30

ムーブメントのミヨタ! 【腕時計サイト勝手にレビュー】

腕時計サイト勝手にレビュー「ミヨタ」


腕時計サイト勝手にレビュー、今回は、ミヨタを紹介する。

ミヨタ
https://miyotamovement.com/jp/


ミヨタは、現在は、シチズン時計のムーブメントのブランドである。

上記のウェブサイトについては、シチズン時計株式会社 ムーブメント事業部が主に関わっているようだ。

※もともとは、ミヨタ株式会社というシチズン傘下の会社による(現シチズンファインテック株式会社)


さて、このウェブサイトがすばらしいのは、

ミヨタ名義で製造しているムーブメントについての詳細な記載がある点だ。

百を超える数のムーブメント、その一つ一つについて、詳細な画像、パーツリスト、スペックシート、図面、取扱説明書等が公開されている。


しかも、一部のムーブメントに限られるが、
それを使った腕時計のデザインサンプルまで公開している。
MIYOTA銘の架空の腕時計が見られる!
まさに、至れり尽くせりである。



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(※上2つの画像は、ミヨタムーブメントSuper2035(クォーツ)使用のデザインサンプル 上記、ミヨタ公式サイトより転載)


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(※上の画像は、ミヨタムーブメント9015(機械式)使用のデザインサンプル 上記、ミヨタ公式サイトより転載)


特に、クォーツムーブメントであるSuper2035のデザインサンプルで、
あえてムーブメントを見せる設計を提案しているのは、クォーツへの誇りを感じられて、とても好感がもてる。




もちろん、このサイトは一般ユーザー向けではなく、
ミヨタムーブメントを使った腕時計の製作を現にしていたり、企画している企業向けなのであろう。

ムーブメントのカタログ等もダウンロード可能なので、これらも興味のある向きには、一読の価値があるだろう。



まとめ


ウェブサイトという形で、ここまでの情報を、全世界に公開していることが、すばらしい。



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2020/09/29

国内腕時計メーカー比較その1 「セイコー・シチズン・カシオ?」心理的順位と実態の差から

セイコー・シチズン・カシオ?



国内に数ある腕時計メーカー。
(なぜか、4番目を自称する会社は多いが)

そのうち、三大メーカーを取り上げて順不同に並べると、
ほぼ例外なく、
セイコー・シチズン・カシオの順になる。
これは、何の順なのだろうか。

一応、腕時計メーカーとしての「歴史の古い順」ではあるだろうが、
歴史の古さって、多くのユーザーは普段実感しているのだろうか?


なお、会社の利益や規模、腕時計のシェアでいうと、

上からカシオ・シチズン・セイコーの順になる。
(カシオとシチズンの差はわずかで、セイコーは一段劣る)
※そして、これは「あいうえお順」かつ「いろは順」でもある。


これらのことから、実態と離れた順位付けの差こそが、
歴史をも内包した「国内3社の目に見えない差」を表していると考えられる。
ブランドイメージとでもいうか。

そうすると、会社の実態とは逆に、
一位に置かれているセイコーはイメージがよく、
シチズンはそのままで、
カシオはイメージで損しているといえる。


もちろん、ここには個別の製品については触れていない。
腕時計個々の優劣は趣味性の問題でもあるから判断すべきでないからだ。



まとめるなら


カシオは、企業イメージの割には売れているとも言えるし、

セイコーは、企業イメージの割には売れていないとも言える。アドバンテージを生かせていないと。


うまくまとまらないが、いずれまた、様々な視点から比較してみたい。

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2020/09/28

「ルック」じゃ、だめなときもあるんだ!

アンチ「ルックであるということ」


今年の2月下旬、何年も休止していたこのブログの再始動に、

筆者は、
「ルックであること 〜セイコー5スポーツ SNZF15J1〜」https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-22.html
という記事を書いた。

セイコー5スポーツ SNZF15J1のレビューに際して、
その時計がダイバーズウオッチでなく、あえてダイバーズルックであることの価値を評価したものだった。
そのことについて、今も同じ気持ちである。


しかし、同時に、筆者は伝えたい、
「ルックじゃ、だめなときもある!」ということも。






オールドかルックかの所有物



下の画像は、筆者の所有しているダイバーズまたはダイバーズルックである。
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このうち、左端2つと、右端1つがダイバーズウオッチ

左から3番目から5番目までの3つがダイバーズルックである


要の防水性能は、ダイバーズウオッチはどれも200mで、ダイバーズルックはどれも100mだ。

しかし、がつく。

筆者の所有しているダイバーズウオッチは、どれも古い。
製造から25年以上経過している。
メーカーによるメンテナンスを受けているわけでもないから、防水性は、期待できない。


つまり、筆者は何本も腕時計を持っていながら、
「実際にダイビングの用に足るアナログ腕時計を所有していない」ことになる。

※なお、G-SHOCKを二本所有しているので、防水性自体はクリアしている。




ともかく、一本くらいは、使用できる状態のダイバーズウオッチがほしい!
と考えるのだ。

なお、ダイビングはしたことないし、今後もする予定はない。
予定はないけれど、一つくらいはなあ……というのも人情だろう。



と、考えていたら、
スマホに表示される広告が、こんなことになった。

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つづく?

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2020/09/27

「加水分解がやってきた。」 G-SHOCKの寿命?

G-SHOCK スピードモデル



先日、記事でも触れたG-SHOCK。

筆者の所有する、ベーシックなG-SHOCK、いわゆる「スピードモデル」の外装パーツ(ベゼルとケースの一体化された部分)に、亀裂が見つかった。

加水分解だ。

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画像では見えにくい。
ラバーバンドを大きく開こうとすると見つかる。


筆者は、2011年8月に買ったから、9年と少し。
これは、寿命だろう。


学生の頃に使っていた別のタイプのG-SHOCKも最後は加水分解で寿命を迎えた。


のだけれど……


パーツ交換可能!


ベゼルパーツの交換も、可能なようだ!


しかし、外装パーツは、最安で3000円から、5000円程度も多い。
今後、劣化するだろうベルトは付属しない。


もともと逆輸入品の格安なモデルだ。
外装とベルト込みの交換パーツ代だと、新品が買えそうである。

ならば、いっそ新品を買ってパーツを移植するか?

しかし、それならば、新品をそのまま使ったほうがいいような気もする。


経済的な観点からは、修理費用が現在の市場価格以上で、新品価格並なので、確実に寿命といえそうだ。

かといって、簡単に割り切ることができないのも事実。


今のところ、亀裂が入っただけで、使えなくはないので、もう少し、悩むなり良い解決策を模索するなりしたい。

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2020/09/26

回転ベゼル!使ってますか?

回転ベゼル、使ってますか?


私事だが、ここ数カ月、休日の筆者は、次男坊を自転車にのせ、「近隣の駅まで電車を見に行くだけの小旅行」をほぼ毎日している。


そんなとき、時間の管理に有効だったのが、主にダイバーズ系腕時計についている「回転ベゼル」だった。

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(画像は、筆者所有の回転ベゼルつき腕時計たち)

1 自宅からの出発時に、分針の位置にベゼルの▼マークまたは、60を合わせる。


2 任意の時間経過後、分針の先にあるベセルの数字を読む。30なら30分(または○時間30分)後だ。
このように、出発からの時間経過を、ごく簡易に知ることができる。


時間経過を知るならクロノグラフでもいいのだが、
視認性は回転ベゼルのほうが圧倒的に良い。


特に、猛暑時の自転車移動中の、水分補給休憩のタイミングをはかるには、
この視認性の高さが、なによりありがたかった。


というわけで、「クロノグラフ大好き」を公言している筆者にとっても、最近、ダイバーズの株が上がっているのだ。


特に、逆回転防止ベゼル、でなくてもいいけれど



こちらは、逆回転防止ベゼルつきの腕時計のみの画像だ。
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価格の多寡に関わらず、ダイバーズ系の腕時計は、逆回転防止ベゼルになっているものが多い。

筆者のような使い方なら、ベセルに何かが触れることがないので、逆回転防止ベゼルである必要性は低い。
(逆回転防止ベゼルの場合、逆回転しないので動きにくいが微調整に神経を使う。)


しかし、やはり逆回転防止ベゼルのほうが、プロの道具っぽさがロマンをかきたてる、場合もあるだろう。

(裏蓋以外のプラスチック製外装のシチズンQ&Qの場合は、両回転でもよかったなとも思うが)


まとめ


有用性というのも、腕時計趣味のスパイスとしては、悪くない。

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2020/09/25

腕時計は落としたら壊れる!!  知ってるかい? オメガ・スピードマスターがNASAの公式装備品になった理由は、(当時としては)頑丈だったからなんだぜ!

要するに昔のG-SHOCK



見た目や、性能よりも、頑丈さで、オメガ・スピードマスターはNASAの公式装備品になり、月面や宇宙開発で活躍した。

逆説的に言うと、普通の腕時計は脆くて弱いものだからである。


当たり前だった



腕時計は落としたら壊れる。
腕時計は落としたら壊れる!

当たり前だった。

それが、当たり前でなくなったのは、G-SHOCKの副作用だと考える。

アイスホッケーのパックがわりにしたり、ビルの上層階から落としたりしても壊れない。

でも、それは、「その腕時計がG-SHOCKだから」である。

他の腕時計に同じことを求められたら悲劇が起きる。

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腕時計は、基本的には壊れるものだ。

おもえば、スマホやタブレットだって、落としたら液晶はバキバキに割れる。
任天堂の各種ゲーム機は壊れにくいが、同業他社のゲーム機は壊れるのと同じだ。



ごく一部の例外が、一般ユーザーに、デファクトスタンダードだと誤認されたとき、悲劇が起きるのだ。

ユーザーの使い方が悪いのに、製品・製造者が悪者にされる。


かといって、販売店は、ユーザーの「善意」を、「信じて」、壊れ物なんて言わない。

というより、壊れ物なんて言ったら買ってもらえないから、ユーザーには「黙っている」!


結果として、メーカーは悪者にされ、不幸な腕時計が出来上がる。



他の物でもそうだ



大抵の物の耐久性・堅牢さも腕時計と同じことだ。

安物・粗悪品は、壊れやすい。
普及品になるにしたがって、良くなっていく。
しかし、高級品になっていくと、再び壊れやすくなる。


和服や靴を連想してもらえればいい。


もちろん、超高級品にも壊れにくさをうたうものはあるが、それはG-SHOCK同様に「壊れにくさ」をウリにしているからであり、そうでないものはやはり繊細だ。



<まとめ



腕時計は壊れ物です。
濡れても、落としても、ノーメンテナンスで何年も使っても、壊れるものです。

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2020/09/24

「国内メーカーの弱さ」について、語りたい

日本の腕時計メーカーは、ブランド戦略が弱いといわれる


日本の腕時計メーカーは、常々、ブランド戦略・ブランディングが弱いといわれる。

※ここでいうブランド戦略とは、主に高級ブランドをいう。


たとえば、日本の三大腕時計メーカーの一つ、シチズンでは、
高級腕時計の定義を、10万円以上としている。

一方、高級腕時計雑誌「クロノス日本版」では、高級腕時計を100万円以上といっていた。


このことから、メーカーとメディアの「高級」には、10倍の開きがあるといえる。
どちらが良い悪いは、ここでは扱うつもりはない。
しかし、用語一つをとっても、国内メーカーの目指す高級と、国内メディアひいては高級腕時計ファン層との意識の乖離がわかる。


本稿では、ブランド戦略にとどまらない、国内メーカーの弱さについて語りたい。



1 体質面


大手腕時計メーカーの、というより、日本の企業全般として、「企業の論理」が優先されることが多いように見える。
その体質面からの弱さ。

つまり、本来の自由主義経済における株式会社とは、異なる、日本型株式会社である。
「株式会社」を名乗りながら、資本家の利益を最優先にしているのか疑問のある組織。

正社員なる謎の存在。
従業員という本来は部外者なのに、会社の内部の人間だと思い、
その中での立身出世のはてに、経営者に繋がる不自然なピラミッド構造。

純粋な能力よりも、社内での評価、社内での序列、同期との競争が重要視されてしまう。
成功しても、大して報われないのに、失敗すると、二度と浮上のチャンスもない。

結果、成功よりも失敗を恐れる組織になる。いわゆる前例踏襲主義になる。

加えて定期的な人事異動もあるから、短期的な成功をよしとして、長期的な成功は目指さない。

あるいは、国内同業他社との比較、対策を重視し、視野の狭いビジョンになる。



2 人材面


国内の企業は、基本的に人材難である。

学生の就職活動は「シューカツ」、いかに高いランクの企業から内定をもらうかのゲームに成り下がっているからだ。

結果、どんな業種・仕事内容かは、二の次になる。


もちろん、それ以前の高校大学の入試でさえ、偏差値の高さを、基準にしていたのだから、似たようなものである。

が、それによって起きるのは、慢性的な人材難だ。
人数はそろっていても、真の人材は少なくなる。

シューカツは乗り切っても、本質的に興味や愛着の薄い「正社員」の集まりになるからだ。
そんなことで、人の本来の能力が発揮できるとは思えない。



まとめると


体質面および人材面の問題を総合すると、
とても、諸外国特にスイス・ドイツ時計に勝てるはずがないとわかる。


我が国のメーカーがいくら、技術や価格での優位を推しても、

メーカー・ブランドの哲学や、情熱の面で勝てるはずがない。
起点・本質から負けるのでは、外面が整っていても勝てない。



数十年前、ある国内メーカーの社員が、「腕時計が趣味の対象になることを驚いた」という逸話があった。
今でも、それと大してかわらないのでは、と思う。
だって、会社も従業員もそう質的に変わっていないのだから。


スマートフォン・スマートウォッチの伸長により、腕時計は実用品としてよりも、趣味の品としての側面でないと生き残れなくなってきた。

今後、普通の日本的大企業が作る腕時計は、生き残れる目などないとさえ考えられる。

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2020/09/23

ゴミみたいだと? 『人の腕時計を笑うな』リベンジ

人の腕時計を笑うな



Twitterで、
(個人所有グランドセイコーの画像つき投稿に対して)
「ゴミみたいな時計」との投稿があった。

さらに、続けて
「男なら ロレックスにしろよ おまえら」
という投稿まであった。



筆者にいわせれば、正直、この程度は、よくある「クソリプ※」にすぎないのだが……
※程度の低い返信(リプライ)


腕時計クラスタと呼ばれるTwitter上の腕時計ファンたちは、反応した。
過剰なほどに。


以前にも、「祖母からもらったG-SHOCKを同級生にけなされた」という別の男性の投稿に対して、
励ます投稿が殺到したことがある。


どうも、「人の腕時計をけなす行為」は、腕時計ファンを熱くさせるようだ。

まさに、人の腕時計を笑うな。



しかし、なぜ?


「SNS上で、他人にけなされるのなんて、ごく普通」のことだ。

今回の場合、
所有している時計を悪く言われるたのであって、人格攻撃ではない。
(「作っている時計」とも違う)


そこで、筆者が考えたのが2つの理由

1 腕時計ファンにとって腕時計は人格のように大切なものだから

あるいは、「付き合っている彼女の容姿をけなされた」ときの反応と似ているとでもいうべきか。

どちらにしても、腕時計ファン同士なら気持ちを共有しやすい。

愛着は決して否定されるものではない。


2 「同類だからこそ」の過剰反応
あるいは、腕時計ファンの心の中にある、恥ずべき?優劣の意識を指摘されるからか。

筆者は否定的であるが、各ブランド間の格付けを好む層も、腕時計ファンにはいる。

〇〇と△△では、〇〇のほうが、格上。といったように。

三大(五大)ブランド、雲上ブランドなどの言い方もだ。



そういうときには、「格付け」をもちだしておきながら、
都合の悪いときはマウントを否定し、下とされるブランドを擁護する……

ダサい。



まとめ


人の腕時計を笑うな。
ブランドの格付けはダサい。


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2020/09/22

チープ○○○!?  〜チープ三浦 フランク三浦 FCQ-010レビュー〜

フランク三浦ガチャで入手した「チープ三浦」


今回は、チープ三浦 フランク三浦 FCQ-010をレビューする。

このチープ三浦FCQ-010は、先日の「フランク三浦ガチャ」という福袋的な商品(チープカシオ下画像右側とセットで、税抜990円)で入手したものだ。
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チープカシオは実売1000円程度、チープ三浦(画像左)は発売当初のキャンペーン価格が、2000円弱だったので、かなりのお買い得だった。


なお、チープ三浦発表時のニュースや、各種通販サイトではチープ三浦が日本製なる文言がみられるが、
今回レビューした個体の、本体またはパッケージ等に原産国表記は何もなかった。

しかし、どこ製であろうと、お買い得であったことは強調したい。


チープ三浦


前面
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フランク三浦らしい文字盤、針。
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尾錠はプラスチック。
尾錠もベルトも、質感はチープカシオよりさらにチープ。
キャンドゥの100円アナログよりは上というレベル。

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裏蓋
ケースに合わせたゆるやかな曲面。
すっきり、記載なし。
プラスチック製なので、金属アレルギーの不安が低い。
(ネジのみ金属だが、通常の使用なら肌にはふれなそうである)
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竜頭
こちらもプラスチック。
大きめでデザイン性がある。
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モノトーンに統一されていて、センスがよく見える。
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着用感も良い。
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愛用しているフランク三浦と、チープカシオとの比較


フランク三浦マカオよりは小ぶり。
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質感は最も劣るが、センスは悪くない。
しかし、運針の音がかなりする。
こちらも、キャンドゥの100円アナログに近い。




まとめ


シンプルで、使いやすそう。
防水性をうたってはいないか、日常生活防水程度はあるというし、実用性はある。
ビジネスにも(筆者なら)使える。



ただ、3500円程度の定価では買わなかったなと思う。

定価なら高すぎる……というのも本家チープ、チープカシオとも同様だなと思う。


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2020/09/21

やはり腕時計のプラモデルがほしい!

日清カップヌードルのプラモデルが発売された



1/1(原寸大)スケールの日清カップヌードルのプラモデルが、バンダイスピリッツから発売された。

麺や具、カップの印字までプラスチックで再現した意欲作だ。


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それに触れて思うのは、やはり腕時計のプラモデルもほしいということ。


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バンダイスピリッツが、国内大手3社のどこかとコラボしてはくれないかと夢想する。

カップヌードルとは違い、原寸大にすると組み立てにくいので、2/1(2倍)または4/1(4倍)スケールではどうかと思う。

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2020/09/20

フランク三浦の「ガチャ」後編

フランク三浦の「ガチャ」後編


前編はこちらから、
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
Twitterに前編の更新通知を投稿したところ、フランク三浦公式から「いいね」がついたことは、明記しておく。


前回のあらすじ
フランク三浦の「ガチャ」なる福袋的な商品を一個注文してみた。
税抜990円。送料600円。


到着!


簡易な包装。
記載の品名からして、あまりレアな物は期待できない。
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開封!


勝手に! 長男の手が伸びる!
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チープ三浦&チープカシオ


チープ三浦とチープカシオだった。
チープカシオは型番LQ-142E-1A これだけで、千円以上する品だ。
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チープ三浦は、気に入った文字盤。
チープカシオは妻に差し上げた。


まとめ


約1700円だったフランク三浦ガチャ。
レアではなかったが、満足感はある。

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2020/09/19

フランク三浦の「ガチャ」前編

フランク三浦の「ガチャ」



「天才時計師」でおなじみのフランク三浦から、ガチャが発売された。


【フランク三浦ガチャ】フランク三浦とチプカシのセット 何が出るかお楽しみ
1,099~327,800円(税込)

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http://tensaitokeishi.jp/shopdetail/000000000386/disp_pc/
(画像もフランク三浦公式サイトから転載)


一回、税抜き990円で、フランク三浦の腕時計とチープカシオがランダムに手に入るのだ。

そして、10連(SR確定)、20連(SSR確定)、300連(UR確定)までも選ぶことができる。
まさに、スマホゲームのガチャのような仕組みである。


ガチャ?



スマホゲームになじみのない読者諸兄に説明すると、

ガチャとは、玩具のガチャガチャのように、ランダムでゲームのキャラクターやアイテムを入手できる仕組みだ。
これが、課金と相性がよく、課金をすることで、数十回もガチャをすることができる。

そして、フランク三浦のガチャでも出てきた。
SR確定も、ガチャの仕組みそのものだ。

SR(スーパーレア)、SSR(スーパースーパーレア)、UR(ウルトラレア)といった強力なキャラクター等は、右に行くに従って強く、そしてなかなか出にくい。

ところが、確定がある場合は、決まった金額さえ払えば確実に入手できるので、課金を促す効果がある。


今回のフランク三浦ガチャに当てはめると、
チープ三浦よりも、レアだったり高価だったりするデッドストック商品が手に入る、と考えられる。



まとめ


フランク三浦ガチャ、チープカシオ一本でも1000円程度なので、さらにフランク三浦(最低価格はチープ三浦か)が付と考えるとお買い得である。

秋の夜長のお供にもぴったり……かもしれない。


筆者は、いさぎよく? フランク三浦ガチャに、一回勝負してみたので、
結果は追って知らせたい。

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2020/09/18

「趣味なんだから、楽しく行こう?」

腕時計趣味楽しんでますか?


このブログをお読みの方の大半は腕時計趣味の方だと思う。


筆者は、腕時計趣味を楽しんでいる。



少ない予算を捻出して購入するだけでない。


通勤の電車内では他人の腕時計で目の保養をし

腕時計店では、目の保養に加えて、店員さんとの会話まで楽しみ

腕時計好きな知人と交流し


仕事で疲れたときには、左腕の腕時計に目を落として切り替える。


しまいには、息子たちに英才教育をしはじめるしまつだ。



しかし


ネット上の腕時計ファンの方々には、せっかくの腕時計趣味を楽しめていなそうな方もいて、かわいそうになる。


他人と比較したり

社内の目を気にしたり

売ってしまった腕時計をくやんだり


なんだか、自分自身をあえて不幸にしているのかとさえ思う。


そりゃ、お金が湧くほどあって、欲しいもの全部買えたらいいけど、
無い物ねだりしても、腕時計が増えるわけじゃないし。ついた傷が消えるわけでもない。


気楽に楽しもうよ、と言いたくてこの記事を書いた。

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2020/09/17

2020年9月現在の当ブログの人気腕時計

2020年9月現在、当ブログの人気腕時計



アクセス、コメント、拍手、Twitterでの反応を含め、筆者が主観的に選ぶ、
このブログでの人気腕時計はこちらだ。


CASIO CA53W-1
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ブローバ アキュトロン スペースビュー
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両者とも、現在の高級腕時計の主流とは異なり、電池で動くタイプだ。

ただし、クォーツ式(デジタル)なのはCA53のほうで、
アキュトロンは音叉式である。


機能美


両者に共通しているのは、徹底した機能美である。


CA53は(カシオ計算機らしく?)電卓機能を搭載している。ボタンの多さはそのためだ。
飾りではない。


アキュトロン・スペースビューは、表側から内部構造を見せている。
すべての歯車や配線に意味がある。
機械式ともクォーツ式とも違う特殊な構造を堪能できる。



各所での活躍


カシオのCA53は、同型または旧型が、世界的に有名な映画に登場することでも知られる。
名作映画として知られる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『ダークナイト』の両方に出ているのだ。

アキュトロン・スペースビューそのものには、あまりエピソードはない。
しかし、50年近く前の製品であるし、
広く音叉式として考えると、宇宙開発での採用や、
(復刻版以外での新作のない)絶滅した方式という面でロマンがある。



筆者にとっても


CA53は、チープカシオながら、ラバーベルトの装着感がよく、マラソンを走るときなどに愛用している。

アキュトロン・スペースビューは、息子たちへの教育用としても保管している。



まとめ


読者諸兄にとっては、意外かもしれないが、
筆者にとっては納得の2つであった。

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2020/09/16

2020年版CASIO EDIFICEのアルファタウリモデル

CASIO EDIFICEのF1コラボ


CASIOかレッドブルのスポンサーになって以来、
(スポンサードするチームがレッドブルのジュニアチームのトロロッソ/アルファタウリにスライドしたことはあったものの、)

例年CASIO EDIFICEからF1チームコラボが発売されている。


今年のアルファタウリチームには、
先日のイタリアGPで初優勝して男を上げたピエール・ガスリー選手(フランス人、過去に日本でも活躍)がいる。
そんなコラボ腕時計を入手するには、いい機会であろう。

特にガスリー選手は、自らのロゴに「GAS10」と、CASIOとよく似たものを使っている。
まさに、ガスリー選手が所属している現在は何かとチャンスなのである。
(レッドブルチームまたは他のチームに引き抜かれる可能性もあるし)

今年はこんな感じ


詳細は下記リンクの公式サイト参照のこと。



https://www.edifice-watches.com/jp/ja/collection/limited_edition/


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(画像は上記サイトより転載)

例年よりも攻めの姿勢が見られるコラボになっている。

特に画像左側の腕時計EQB1100ATの方は、
ベースとなっている薄型のラグスポ系の新型EDIFICEの
色やロゴ変えだけでない。

ベゼルのカーボン化で、よりモータースポーツイメージを高めている。

それでいて、価格は通常版の定価6万円程度から約1万円増の7万円に収まっている。

アルファタウリチームのファンならずとも、CASIOファン、モータースポーツファンに、おすすめできる腕時計になっている。

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2020/09/15

妖怪ウォッチにも、クリスタルガード・クロノアーマー

妖怪ウォッチ零式にクリスタルガード・クロノアーマー



先日、ジャンク品として入手した妖怪ウォッチ零式


入手以来、数回クリスタルガード・クロノアーマーを施工してみた。


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全身
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中古、それもジャンク品だったので、もともとキズはあった。
ありがたいことに、元々、汚れはあまりなかった。

筆者が今まで指摘してきた洗浄効果はあまり発揮しようがなかったが、

なんとなく透明感や高級感がました印象である。

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2020/09/14

大坂なおみ選手と、シチズンの腕時計

プロテニスプレイヤー大坂なおみ選手、2年ぶり2度目の全米オープン制覇



大坂なおみ選手が、2020年のテニスの全米オープン女子シングルスで優勝した。
2年ぶり2度目の快挙である。

大坂なおみ選手は、シチズンからスポンサードされている。

大坂なおみ選手着用モデルは、実際に、全米オープンの試合中でも使用されていた。

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画像は下記リンク(シチズン公式サイトより、転載)
https://www.citizen-e-space.com/fs/citizenwatch/CB1101-03L


この6万円程度の腕時計を、世界的なプロスポーツ選手が大舞台使うとは、ちょっと考えにくいが、真実である。



賛否あるスポンサード


ネット上の腕時計ファンからは、シチズンによる大坂なおみ選手へのスポンサードには賛否があった。


否定的な意見は、主に「その金があるなら〜」だ。

たしかにシチズンは近年業績が苦しい。
特に子会社の人員削減が話題になった時期や、
大坂なおみ選手の言動に良くも悪くも注目が集まるときには、その論調がみられた。



しかし、今回の快挙によって、広告効果は上がるだろう。

そもそも、人員削減等の縮小傾向を続けるだけでは、
業績が上向くはずがない。

スポンサードが名案かどうかは置いておいたとしても、
合理的な改善策をなくして、回復はありえない。

そして、景気や世相のおかげによる多少の回復では、世界中の競合腕時計ブランドに劣後するのである。


その意味では、昨今のシチズンの、様々な取り組みは面白みがある。

生き残りをかけた、次の一手にも期待したい。

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2020/09/13

レコードとCD、機械式とクォーツ、そしてスマホ

趣味性



アメリカ国内で、レコードの売上が、CDを上回ったという。

音楽に関しては、オンラインでの配信が主流である。
スマホやタブレット等でいつでもとこでも簡単に安価に聴くことができる。

だから、レコードが大人気、というよりは、CDがとにかく売れない、と、解釈できる。


ただ、絶滅寸前だったレコードがCDよりも高い売上をあげる日がくるとは、思わなかった。

(レコードの方が情報量はCDよりも実は大きい。ただし、レコードはノイズが入るし、CDのほうがサラウンド機能に向いている。どちらが明確に上とはいえない)


機械式とクォーツ(とスマホ・スマートウォッチ)



ちょうど、レコードとCDの関係は、
機械式腕時計とクォーツ腕時計の関係にみえる。
そして、スマホ・スマートウォッチを含めても。


生き残りのキーワードは、強い趣味性だったり、体験的だったり、あるいはロマンとでもいうような、

数値で比較しやすい純粋な製品的な性能とは異なった部分に拠るのだろう。

多少の不便や、高価さは関係ない。
むしろ、便利で簡単で安く済ませるならスマホなどでよいのだ。


このブログでは、何度も何度も言っているが、趣味性の高さに尽きるのである。

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2020/09/12

汎用っぽさの悪?

汎用?


セイコーの、腕時計のフォントは、どれも汎用っぽく見える。
高くても安くても、そこに、区別はないように見える。


グランドセイコーの○○周年の記念モデルも、
セイコーファイブやアルバ等の低価格帯も、
どれも、似たような、
パソコンの汎用フォント風だ。


だから、

安いものには、安心感。
高いものには、安物感。
となる。



結局のところ、ビジネスモデルとしては、
技術や高付加価値をアピールしたところで、
それらで高めたイメージを消費して、普及帯を売りさばく形になってしまうのではないか。


おそらく、中の人は考えてもいないだろうが。

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2020/09/11

「普段使いできるのがほしい」

普段使い


ここのところ、腕時計販売店(コーナー)に行くことがあると、

筆者は、
「普段使いできるのがほしいです」
と、答えることが多い。


普段使い?


とはいえ、その人その人によって違う「普段使い」

ある意味、腕時計店員が私に、どんなものを勧めるのか、試しているところもある。


大抵は、

ステンレススチール製の、
あまり複雑な機構のないもので、
そのブランドのうち、比較的価格が、こなれているものを紹介される場面が多い。


そのあたりが、筆者にとっての「普段使い」だろうと、店員氏が思っているからだろうか。

もしくは、店員氏が紋切り型に誰に対してもそう言っているのだろうか。

筆者は内部事情を知り得ないので、これ以上は不明である。




ちなみに、ご存知の通り、筆者はクロノグラフを愛用することが多いので、
クロノグラフを普段使いとして勧められたら、うっかり予算オーバーでも買ってしまうかもしれない。



普段使い最強!



何回も言っているが、
あなたが腕時計ファンでなく、
かつ、人生で、もし一本だけ腕時計を選ぶなら、

ロレックスのオイスターパーペチュアルから、好みの文字盤のものを選べばいい。

と、今までは言っていたのだが、
この9月に新型が発表されたので、ちょっと簡単には入手しずらい状態なのが残念である。

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