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2020/10/31

「他人の目なんて、気にしたら幸せになれない!」

他人は他人


大好きな時計仲間の皆さんに、読者諸兄に言いたい


「他人の目なんて気にしたら幸せになれない!」

周りの人間を「自分よりも、少し不幸でいてほしい」と、考えるような残念な人たちは多い!

残念な輩!

だから、腕時計の購入報告も、着用写真も、
羨み、妬む!

自分のレベルに引きずり下ろしたがる!


だから、他人の目なんて気にしない!



僕たちが幸せに生きるためには、腕時計を魅せる! 購入や愛玩の様子を発信し続け、魔除けとするべきなんだ!

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2020/10/30

改造するしないの自由

改造するしない



ユーザーまたは業者による改造
腕時計の場合、賛否がある。
個人で楽しむ分には誰も困らないのに。



筆者の別趣味であるプラモデルの場合、改造はむしろ称賛されることが多い。

この違いは、ユーザーが手を加えるかどうか、コレクターズアイテムかどうかによる。

たとえば、プラモデルの世界でも、「未開封未組立」に価値のあるレアな製品の場合なら、話が変わるからだ。



腕時計の場合、それが、改造された品かどうかで市場価値は変わる。
よほどのことがないかぎりは、オリジナルのコンディションを保っているほど、価値が認められる。

それ故に、改造品であるかどうかが消費者にわからないようになっていたら、それは詐欺的な商法でもあるともみなせる。



だが、それは商売上の都合


しかし、それは商売上の都合である。

市場価値やオリジナルかどうかを尊ぶのは、コレクターズアイテム的な発想である。

ユーザーが腕時計に愛情があり、それゆえの改造なら、幾らでも認めるべきであるし、それに口出すのは誤りだ。

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2020/10/29

『なぜ、人は、分かりやすい偽物をひけらかすのか』

わかりやすい偽物腕時計



ほぼ真贋の区別がつかない筆者でも、あきらかに偽物だと分かるような「低次元の偽物腕時計」というものがある。

つまり、元々粗悪な腕時計に、高級ブランドのロゴを貼り付けただけの、製品だ。


そういう、身につけるのも怖いような……

これは何ら比喩ではなく、
アレルギー、残存物質、衛生管理等の面から、あまりに粗悪な腕時計を身につけることに筆者は危機感をおぼえるのだ。

偽物の腕時計を製造販売することは犯罪行為である。

そのような行為をする組織(犯罪組織)が、顧客の健康や安全に気を配るとは到底思えない。




なぜ、人は、分かりやすい偽物をひけらかすのだろうか。



以下の3類型が考えられる。

1 当人の誤認

2 気づかれないと思っている

3 あえて偽物をひけらかしている




1の「当人の誤認」は、最もありそうだと考える。

腕時計に多少詳しい人間なら気づくような、バレバレの偽物でも、そもそも、偽物であると疑わない人間には、見分けにくい。
たとえば、当人が信頼している相手から譲り受けた場合、疑うという発想もなくなるだろう。



2の他人には気づかれないと思っているケースもある。
楽観的すぎる。
特に携帯電話のカメラの画質があまり良くなかった頃は、画像だけで質感は伝わりにくかった。
遠目に見たときに腕時計の真贋の判定が難しいのと同様だ。

ただ、現在では分かりやすい偽物は簡単にバレるくらいに、スマホのカメラは質がいい。


3のケース、何らかの理由があり「あえてひけらかす」ことも、あるだろう。
一種のイタズラや、ジョークとして。
しかし、パロディグッズならイタズラですむが、贋作・偽物の場合には社会的信用が傷つく。
信用の関係ない、ごく低年齢層や匿名でならわからなくもない。




おわりに


やはり偽物をひけらかすのはおすすめしないし、筆者には、理解できない。

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2020/10/28

「キミ(の腕時計)を(磁石から)守りたい!」

新型iPhoneの磁力から


新しいiPhoneの磁力が話題になった。
強いのだという。

だから、機械式腕時計を接写しようとしたり、腕時計を付けた方の手で操作すると、
腕時計が帯磁してしまうのでは、と懸念されている。



だが、iPhone(やスマホ)の他にも、私たちの身の回りには磁力・磁石にあふれている。

気をつけるべきは特にこれらである

1 マグネットそのもの

2 スマホ・電子機器・家電全般 特にスピーカーのあるもの

3 エレベーター


1は当たり前である。
しかし、バッグの留め具や、衣服にも使われるので、自分の持ち物だけでなく、周囲の人、公共交通機関で隣あった人等にも気をつけなくてはならない。

筆者が以前妻からプレゼントされたバッグに磁石がついていたことがある。
斜め掛けだったので、かならず時計とは反対側にかけるようにした。


2も有名ではある。

様々な機器のスピーカー部や、各種モーターなどには磁石を使っている。
ヘッドホン・イヤホンもだ。

また、電流が流れると磁力が発生するので、基本的には電気を使うようなものからは腕時計は避けるのが無難だろう。

※だからこそ、モーターや電力が不可欠なワインディングマシンも、信頼できる所の物しかつかうべきではない。



3 エレベーターの壁側からは避けよう。
エレベーターの壁の中には、その仕組み上、強力な磁力が入っているものがある。
腕時計を付けた側で壁によりかかるのはやめよう。



おわりに


筆者のつかっていたノートパソコンの側面に、
偶然近くを転がっていたネジが「ビタっ」と引き寄せられたことがある。

あまりの磁力に驚愕したことを覚えている。

もちろん、個々の機器によって、磁力の強弱は違う。
だから、仮に自分の使っているものは影響が小さいからといって、すべての物が安全とはいえない。


また、帯磁から腕時計を守るという意味では、
利き腕の反対側に腕時計を身につけることが理にかなっているといえる。

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2020/10/27

やはり日時計が、もとなのか?

時計の元は日時計



時計回りは、今の回転法(右回り)になったのか、
よく言われる説明では、日時計の影の動きか右回りだから、機械式時計の針の動きをそれに合わせたという。


ただ、筆者にはそれについての論文や原典は不明なので、裏は取れていない。

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むしろ、別の説があるなら、教えていただきたい。


ただ、最も原始的な時刻の把握の仕方は、太陽の位置と、影の向きを調べることに尽きるとは思う。


時計は土圭


時計という字は当て字であるという。

元々は「土圭」と書き、古代中国の測定器具が由来という。
ただ、筆者が調べた範囲では、
緯度
方角
日影
太陽の南中高度
などを測るものらしいのだが、
記事によって表記が違うので、真相は、不明である。

いずれにしても、現在の日時計と、そう遠くない器具のように思える。


用法からして西洋に言う四分儀に近いのかなと。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E9%99%90%E5%84%80



時計が当て字として



個人的には、時計は、「時計」ではなく、別の当て字または熟語にすればよかったなと思う。

なぜなら、時計のままだと、時刻を表示する機械というより、時間を測る機械に思えるからだ。

時間を測る機械では、クロノグラフになってしまう!

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2020/10/26

GarminかG-SHOCKだってさ 戦闘機乗りの腕時計

アメリカの戦闘機乗りの腕時計


最近、戦闘機に興味のある筆者

腕時計のプロモーションで、飛行機との関連をうたうものは多い。


しかし、実用性に疑問がある。


戦闘機のパイロットはどんな腕時計を実際には使っているのかが気になった。

すると、

https://gigazine.net/amp/20191025-garmin-smart-watches-pilot

多いのは、GarminかG-SHOCKだという。

機能と堅牢性、信頼性に落ち着くのだろう。

もちろん、価格も大切だ。
詳しいことは知らないが、軍人も公務員である。
だから、パイロットが、いくら花形とはいえプロスポーツ選手ほどの給料を貰えるわけではない。

軍隊は集団生活であるし、あまりに高価すぎると紛失盗難をまねくかもしれない。

そんなことを考えると、やはりGarminかG-SHOCKという選択に納得する。

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2020/10/25

休日出勤には、非日常を楽しみたい……よね?

たまにある休日出勤に


筆者の仕事は、基本土日休みなのだが、たまに休日出勤がある。


昨日も、土曜出勤があった。
正直にいうと、うれしくはない。

しかし、あえていつもと違う服装(いつもよりもカジュアルよりに)にするなどして、特別感を出すことで、楽しさも加味することにしている。


というわけで、腕時計は、
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主に休日用の、コンビのセイコー・ダイバースキューバをはめて出勤してみた。
(四半世紀以上前の腕時計なので、現在使用している人はかなり少ないと思うと、愛着がわく)



平日でも、休日でもないからこそ、非日常を楽しみたい。

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2020/10/24

木製腕時計! Danevych watch

ムーブメントまで木製



7年前の記事になるのだが、GIGAZINEで、ムーブメントまで木製の腕時計が紹介されていた。

歯車や針まで木材で作ったすさまじく繊細なハンドメイドの時計シリーズ「Danevych watch」
https://gigazine.net/amp/20130809-danevych-watch



現在もあるのだろうかと、気になって検索してみると、

Danevych watchのオンラインショップが見付かった。
https://danevych.store/


よくよくみるとムーブメントには、通常の機械式のものもあるようだ。


さすがに、木製ムーブメントでは耐久性は期待できないし、パーツ供給面で修理も容易ではないだろうから、実用には向かないだろうか。

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2020/10/23

目指すは「最適」

最適っていいな


最近、筆者にとってのキーワードが「最適」



ナンバーワン!
最高!
でも、もちろん、いいのだけど、
筆者は、個々人に「最適」であることが、その人にも腕時計にも幸せだと考える。


良いと思うか
似合うか
金銭面
機能・性能面
使う場面
他の腕時計との使い分け
保管状況


それらが、相まって「最適か」どうか。

何十何百個買う人と、一本だけ所有する人とでは、最適は違って当然。

腕時計ファンと、腕時計をファッションアイテムの一つとして愛好する人でも違って当然。

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2020/10/22

安価な品に完璧を求める恐ろしさ

完璧を求める恐ろしさ


購入したものが、「思ってたのと違う」という状態になることはよくある。

特に、趣味嗜好の世界では、ほんのちょっとした差や瑕疵が、ゆるせないことも多い。


だからこそ、腕時計のように試着が可能なものなら、できる限り試着をするべきだし、

現物を見られるものなら、見るべきである。


ただ、高級品ならぬ比較的安価に展開されているものに対して、完璧を求めるのは無理がある。


安価とはどこまでを指すのかは、人の経済力や価値観に左右される。
とはいえ、アジア圏の海外生産の製品の多くは、安価といえるだろう。

たとえば、比較的安価な海外生産工場の多い中国。

しかし、その人件費は、この5年でさらに2倍になったという。
十年近く前の段階で、中国の賃金上昇の深刻化がさけばれていた。
「深刻化」といわれてから、さらに2倍以上になったといえる。

中国では、構造的な賃金上昇によって製造原価は上がったものの、決して品質が上がったわけではない。

むしろ、世界的な原材料費上昇の影響も受けているのだから、
今まで、たとえば10年前と同程度の価格または微増程度なのであったら、どこかで大幅なコストダウンがあったと考えるべきである。

つまり、材料やかけるべきコストにまでメスを入れていると考えられる。

まとめると


中国の工場製の製品で、品質が悪いのは、
単に工場側のせいではなく、

そもそも必要な経費をかけていなかったり、
デザインや設計面での工夫や無駄の排除がなされなかったからといえる。


しかし、その責任はなにも、メーカー側だけにあるわけではない。
物の本質的な価格、必要な人件費などのことを、考慮に入れず、安さだけを追い求める感覚のせいでもある。


かつて、よく言われた「安かろう悪かろう」は、やはり当然なのだ。
我々が求めるべきは、どこの国の産物であれ、「適正価格の良品」であろう。

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2020/10/21

ガンプラとG-SHOCKの光と影

光と影


先日、筆者は半完成品の1/144スケールの航空機キットを組み立てた。
食玩サイズのパッケージながら、針のような細さの部品もある15歳以上対象の製品である。

組み立て中に、持つ場所や力の加減を間違えたら、いとも簡単に折れてしまうような部品もある。



ガンプラ(ガンダムのプラモデル)では、こういうことはほぼ無い。
同スケールかつ航空機系のコアファイター、コアブースター、ウェイブライダーなどでも、たとえば「脚」の支柱にも安心感がある。
もちろん、あくまでプラスチック製だから、へしおろうと思えばできなくもない。
だが、意図的に破壊しようとしないと壊れない程度の耐久性はある。

しかし、航空機を含む、アニメ以外の現実を題材にしたプラモデル(いわゆるスケールモデル)の場合、
なるべく正確に模型化しようとすると、どうしても細く薄い部品が、増えてしまう。


ちなみに、現在のガンダムの場合、アニメの企画段階から玩具化プラモデル化を前提としたデザインである。
そもそも、ある程度アニメどおりに精密に再現しても、細く薄い箇所がないようになっている。
(初期の製品などには例外もあるが)

そんなわけで、ガンプラのユーザーは、再現度が高く、なおかつ比較的耐久性もある製品を手にすることができる。


時計でいうと



G-SHOCKでもそうで、腕時計では異例の耐久性の高さを売りにしていたため、ユーザーは耐久性の高い腕時計を手にすることができる。


しかし、ガンプラやG-SHOCKの常識は、他のプラモデルや腕時計では例外である。


ただ、我が国におけるプラモデルにおけるガンプラは、かなりのシェアを占めるし、
同様に、G-SHOCKもカジュアルな腕時計部門では圧倒的だ。

とすると、ユーザーの間で、本来は例外だったものが常識化する。

回転寿司の登場で、回らない寿司という言葉が生まれたように。

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2020/10/20

その人は、時計が好きな人か、時計も好きな人か

時計が好き? 時計も好き?


時計ファンは、時計が好きなのか、時計も好きなのかで大別される。


先日、知り合いの時計ファンが、ずっと気になっていた時計を購入したという。
筆者も何度かその話を聞いていたので、ついに!と思ってうれしくなった。


ところが、いざ所有してみると、ご自身の服装に合わせにくくて、困っているという。


事情はよくわかる。
腕時計単体でなら、気に入ったものも、
いざ、自分や服装等と合わせようとしたときに、うまくいかない!


筆者の場合、腕時計中心主義で、その日のコーディネイトを腕時計から考えることも多いので、前述の知人のようなことはありえない。


しかし、「腕時計も好き」で、ファッションの一部として考える人には、やはり、「合わせやすさ」というのも大切なんだなと実感する。


なお、その知人に関しては、購入店が返品を受け付けてくれると言っているとのことで、幸運ではあるが、余計に迷うようだ。



購入の相談をされて


やはり、相手が腕時計が好きなのか、腕時計も好きなのかで、適したものは変わるなと思う。


「最適」を求める!
しばらく、筆者のキーワードになりそうである。

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2020/10/19

続オンリーワンの価値

前回に引き続いて


前回ロレックスのオンリーワンの価値について、取り上げたが、今回は別の腕時計をとりあげる。

おそらく、国内メーカーおよびブランドで、最もオンリーワンの価値があるのはG-SHOCK(カシオ)だろう。


本来のカジュアルでベーシックな路線にとどまらず、10万から50万円程度の価格帯にも進出している。


毎年、何らかの限定品を連発しているが、これが、売れる。
中には発売即完売で、生産終了になるモデルもある。


「タフな腕時計」という部門の定番にして、最高。
知名度と信頼性も圧倒的。


実は、機械式腕時計におけるロレックスと、類似した立ち位置にいる。


決して安いからではない。
デジタル腕時計なんて百円で買えるのに、底値でも5000円以上する製品だ。

実は、高いブランド性。
セイコーもシチズンも、タイメックスも、似たような腕時計は作っていても、似たような、で終わる。

G-SHOCKだから欲しい!
やはり、G-SHOCKにもオンリーワンの価値がある。

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2020/10/18

オンリーワンの価値

オンリーワンは強い



最も有名な腕時計は、間違いなくロレックスである。

圧倒的な知名度と信頼性、まさに、オンリーワンのブランドである。
(最も古いわけでもないし、最も高級でもないし、最も尊敬されているわけではないから、ナンバーワンかどうかはわからない)


人気のあるモデルはどれもプレミア価格で取引されるが、最近では「こんな定番モデルまでプレミア化?」、と驚かされる。


だからといって、他のブランドの腕時計にも目を向けさせるのは無意味だと考える。

もちろん、腕時計には星の数といいたくなるほどの多くのブランドがあるし、すばらしい製品は多い。

しかし、「ロレックスがほしい」人に他のものを勧めても、「コレジャナイ!」になるに決まってる。

それだけ、オンリーワンは強いのだ。
購買層は知名度も信頼性も欲しているのだ。
代替はなかなかきかないし、より高価なブランド等一層多くの出費を求められることさえある。



まとめ


オンリーワンは強い。
類似品では代替できない。

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2020/10/17

代わりはいくらでもある

サンマが高い


魚介類、特にサンマは、筆者が子供の頃の四半世紀以上前、嫌というほど食べさせられた。

安くてそこそこ美味しかったからだろう。
サンマなら、一匹100円程度で買える時代がわりと長かったように思う。


それが、現在は一匹300円程度でも、「普通」になってきた。

4人家族なら、一食あたり400円だったのから1200円になる。
平均的な給与がこの四半世紀、上がらないのに、
これだけの価格上昇をすると、庶民の食卓からは遠のくに決まっている。


しかし、筆者はあまり困っていない。


「代わりはいくらでもある」



どの時代のどこにでも、ポピュラーな食べ物は存在する。
それが移り変わることも当然だ。

安くてそこそこ美味しいものは、いくらでもある。



腕時計でも、そうなのだ


倒産なり終了なりで、あるメーカーやブランドが無くなったところで、代わりはいくらでもある。

そのポジションを別のメーカー・ブランドが占めるだけだ。

代わりはいくらでもある。

そして、だからこそ、メーカーやブランドは現状を維持するだけでも多大な労力を払うのだ。

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2020/10/16

安ければ良いわけではない

安ければ良いわけではない


安ければ良いわけではない。
そりゃ、安かったらうれしいけど。



今回は、価格について考える。

輸入品だけでなく、外国からの原材料の高騰のため、何もかも高くなったと感じる。
給料は増えてないのに。



よくブランド品は、需要と供給の例外なんていわれる。
つまり、供給が増えても、価格が下がらないと。
その理由には、ブランド品は高いほうが消費者はありがたいから等など。
まるで、ブランド側が値段を釣り上げているように聞こえる。

実際のところ、ブランド品には、類似品と比べると、開発研究、品質や広告のために大きなコストがかかっていることも多い。

「定番」といわれるものも、定番で居続けるために、企業努力がある。

だから、不用意に値段を下げられるはずがない。
一度下げたら、下げた価格が基準になる!




予算が決まっているときもある


プレゼントや記念の品では、予算が決まっているものもある。
5千円、1万円、2万円、5万円、10万円……

そういうときの予算って、わりと切りの良い数字になることが多い。

筆者が何年も前に購入した万年筆は、「安すぎてプレゼントには選ばれないことが残念」というセールストークつきだった。
万年筆については門外漢なので、真相は不明だが、腕時計でも値段のわりに高評価なものは散見されるから、わりと真実だろう。


ともかく、値段ありきで購入しようとするとき、やはり価格はありがたい。
結婚の記念、昇進の記念、退職の記念、独立の記念、貯金を全額引き上げた記念(笑)


いくら筆者が度々おすすめしているとはいえ、550円の腕時計では、そういうときには適さないことが多い。
(もちろん、時と場合による)




まとめ


単純に、安ければいいわけではない。
(良いものが安かったらうれしいけど)

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2020/10/15

「エントリーモデル? 入門機? そういう言い方は嫌だなあ」

エントリーモデル? 入門機?



以前にも、話題にしたことがあるが、
筆者は「エントリーモデル」「入門機」という言葉に違和感を覚える。


腕時計に初心者向けってあるのかな?【入門機】
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-109.html


「エントリーモデル」「入門機」は、「チープ」という言葉にも近く、その製品を軽んじたり、低めたりする言い方だと考える。
(定着した愛称としてのチープカシオ、メーカー自称のチープ三浦を別とする。)


何をもって入門とするか



まず、「何をもって入門」とするか、
初めての腕時計、初めての機械式、初めての高級腕時計と、人には入門の時期はたしかにある。

しかし、入門の時期だから、あえて比較的価格が、相対的に低いものを選ぶべきなのだろうか?


たとえば、結婚の記念に初めての高級腕時計、昇進の記念に初めての高級腕時計を購入する場合を想像しよう。


どちらも、大切な節目。
そして、長く愛用することを前提とした品が欲しいはずだ。

であるのに、はなからステップアップを前提としたような入門機・エントリーモデルを勧めるのでは齟齬がある。


もちろん、ロレックスの中で(一部の間で)エントリーモデルとも扱われることのある……ロレックス・オイスター・パーペチュアルは、誰にでもおすすめしたくなる逸品だ。

しかし、そんな例は稀有であろうし、筆者はオイスター・パーペチュアルをエントリーモデルなどと呼びたくない。

あえて表現するなら、おすすめの定番モデルとでも言おうか。

実際、腕時計メーカー・ブランドは、そのあたりの言葉の使い方には敏感で、
Googleで、「ブランド名+エントリーモデル」で検索しても、エントリーモデルなる記載は存在しなかった。


「お求めやすくなっております」?


同様に、セールストークにありがちな「お求めやすくなっております」「お求めやすい」にも、筆者は異を唱えたい。


自分の気に入った腕時計が、お求めやすい品と扱われるのは不本意であるし、

経済力には個人差が大きい上に、時計向けの予算となれば千差万別である。
にもかかわらず、店員等から主観的に「お求めやすい」なんて言われたら、ただただ困る。

不用意に価格について主観的が入らないことがとにかく大切である。



まとめ


価格にこだわらず、自分の納得する、気に入った一本が、入門用でありますように。

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2020/10/14

Googleで腕時計を検索すると、偽物が出てくる問題

Googleで腕時計を検索すると、偽物が出てくる問題



偽物を探すつもりがなくても、ショッピングや、検索結果の上位等に偽物が出てくる。

例えば、「ロレックス サブマリーナ」で検索すると、ショッピングの上位に偽物が出た。
二千円台と、価格が異常なほどの安さである。本物のリューズにもならない!


また、「腕時計」で検索しても、やはり二千円台の偽物らしき物が出てくる。
が、こちらは国内メーカーの品なので、
もしかすると在庫処分の本物かも?と思う人もいそうだ。
偽物だけど。


明らかに価格が偽物でも、商品画像は公式サイトや本物の店舗から、無断転載していると、
消費者には判別が難しくなる。


ただ、本物の商品画像を使い、これで価格まで本物同様になったら、見分けることは、不可能だ。


結局、オンラインでは、一部の公式サイトまたは信頼できる店でしか購入てきなくなる……

これって、Googleの目指す方向性からは乖離するのではと思う。
どう対策するのか、しないのか、今後が気になる。

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2020/10/13

空想【なんでも複製を作れる未来】

なんでも手に入る世界



3Dプリンター・スキャナーと、AIの著しい伸長

このまま伸長し続けるとすると、欲しいと思ったものは何でも作って手に入る時代は来るのだろうか。

漫画「ドラえもん」の秘密道具に、複製を作ることのできる物は、何種類かあったと思う。

目で見たものの縮小版や、プラモデル化や、そのものを増やしたり。

人が空想できることなら、アイデアがあるのなら、大抵は技術が追付けば実現できるはずだ。



今後も、著作権は保護されるだろうが、

ごく私的な使用に関してなら、法律で禁止されている紙幣硬貨、危険物等を除けば大抵のものを作ることができる。



もし、非常に安価に、そして、いつでも即時に可能になるなら、人は、物を貯めることを、ほとんどしなくなるはずだ。


現在の我々も、非常用を除くと、水を貯めたりしない。
飲用水をすべてミネラルウォーターにしている家庭は多数あるだろうが、風呂やトイレの水はストックしてはいないはずだ。

水は、水道から安価に即時に出てくるからだ。

むしろ、貯めておくスペースのほうがもったいない。



水ほどではないにしても、ちょっと近所のコンビニやスーパーへ、という程度の感覚で物の複製が可能になるなら、ミニマリストだらけの世の中に、なりそうだ。



そんなとき、腕時計も、肌見放さないごく一部のお気に入り以外は、手元に置かなくなるのだろうか。

なんて空想する。


むしろ、肌見放さず身につけるような物こそ、どうにか生き残り、そして、しまい込んだり貯蔵したりするタイプのモノは淘汰されるのか……なんて考える。


現在から類推すると



とはいえ、貧富の格差なく、過去のどんなものでも再現できるとき、我々はどんなものを使うのか。
どんなものを手元に置くのか。


たとえば、大抵の画像を表示できるスマホや、パソコンの背景やロック画面、読者諸兄は、どうされてますか?

私は、家族写真か、作ったプラモデルを使っている。


インターネットに公開されているあらゆる画像、写真や名画でも使えるけれど、
筆者は家族や自分の作品を画面に選ぶ。



もしかすると、何でも再現できるようになったとき、結局は、家族や自分に近いものだけを選ぶのかもしれない。

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2020/10/12

腕時計の「ペア」について書きたい

ペアの腕時計


腕時計のペア(ペアウォッチ)お持ちですか?

筆者はいわゆるペアウォッチは一本も持っていない。

ただ、妻に筆者も所有しているメーカー・ブランドの腕時計をプレゼントしたことは何度かあるので、かなり広い意味でなら、ペアといえなくもない。


今回は、そんな腕時計のペアについて書きたい。



ペアの分類



ペアは、その製品の態様によって5種類に分けられると考える


1 メーカー・ブランドがペア前提に作っている製品

2 ペアにも使える製品

3 メーカー・ブランドを揃える程度の広義のペア

4 異メーカー・ブランド間の最も広義のペア

5 同じ物を使う


1 ペア前提


ペアを前提に作っている腕時計がある。

特に、国内の大手のうちセイコーとシチズンのレディース向けブランド(ルキアなど)には、
ペアウォッチ用に特別に男性向け腕時計をラインナップしているものがあった。
抵抗のある男性もいるとは思う。

筆者は、男性の同僚がそのような腕時計をしているのを見て、ペアウォッチの片方であることを指摘して驚かれたことがある。




2 ペアにも使える


国内外を問わず、同じメーカー・ブランド内でメンズもレディースもある場合に、
サイズ違い程度(同じモデル名のこともある)の製品が設定されていることがある。

この場合、「ペアにも使える」といえる。
そして、ネット上を中心に腕時計店の勧めるペアは、このパターンが多いように見える。
国内メーカーの場合、見た目はそっくりで、ブランド名を横断していることもある。


3 メーカー・ブランドを揃える程度にする


ロレックスならロレックス、セイコーならセイコーという程度にする。

お互いに贈り合うだけでなく、愛用しているブランドのものを、相手にプレゼントする場合も考えられる。


とても有名なブランドの場合、分かりやすいペア感は下がるので、人によっては使いやすくなる。


異メーカー・ブランド間の、最も広義のペア


結婚などの何かの記念に同時に買う場合
たとえ全く違うメーカー・ブランドであっても、本人たちには立派な「ペア」といえる。

本人たちに一番合うものを選べる。

この場合、他人からは気づかれないので、恥ずかしがりか、知られたくない場合には有効だろう。



5 同じ物を使う


一番分かりやすいペアだ。
近年、メンズとレディースの垣根が低くなってきている。

特にメンズ向けの腕時計を愛用する女性が増えてきているので可能になった。


ただし、このやり方で、筆者の妻のように、レディース腕時計の中でも小さめを好む人とのペアは不可能だろう。


ペアではないが、腕時計を共有しているカップルもいるようだ。
前述のとおり、筆者と妻には不可能である。



まとめ


筆者は、数十を超える腕時計を所有しているので、たまにはベタなペアもいいなとは思う。

ただし、妻の荒い使い方からすると、先に妻の腕時計がダメになることは目に見えている……。

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