カシオのダイバーズ 「カジキブラック」&「カジキ抜きペプシ」に思う
カシオの、ダイバーズを筆者は二本所有している。
MDV-106カジキのブラックと、MDV-107カジキ抜きのペプシカラーだ。
ベゼルの色以外の差異はほとんどない。
文字盤と裏蓋のカジキの有無が唯一最大の差異と言っても過言ではない。
MDV-106にもペプシカラーはあるし、MDV-107にもぶらはあるのだから、
まさに差異はカジキかどうかと言っていい! はずだ。
両者を使い分けてみて、カジキ付きのほうが使用頻度が高い。
カジキに恩義があるわけではないものの、カジキブラックにある「ビル・ゲイツ所有モデル」という勲章も影響しているし、
それ以前に完成されたプロユースデザインがたまらない。
それがペプシカラーベゼルになると、途端に実用性が下がる。
GMT機能の午前午後の判別には有効だったベゼルの上下塗り分けが全くの飾りに成り下がるからだ。
ある日、筆者が自転車ででかけた際、ペプシカラーのほうを着用して、自転車に乗りながら回転ベゼルを出発分に合わせようとして……
かなり戸惑った。
実は無意識のうちに個人的に使用頻度の多いカジキブラックのほうと思っていて、ベゼルの塗り分けがあることに強い違和感があったのだ。
飾りとはいえ、そこまで邪魔でもないはずの塗り分けだったのだが。
もちろんツールウォッチとしてはカジキ抜きのほうが適しているように思える。
しかし、減りゆくカジキ付きの、時計への思いからか、そもそもカジキ付きでデザインされていたかるか。