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2020/04/26

【腕時計とウイルス】銅、どうですか? 【腕時計と抗菌作用】

結論から言うと


銅合金(ブロンズ、真鍮など)には、抗ウイルス作用が期待できる。
しかし、銅のアレルギーと、抗ウイルス作用は、どちも同じ銅イオンの効果である。
ゆえに、抗ウイルス効果を狙って腕時計を作っても、メタルバンドまで銅合金でできた製品の登場は期待できない。
仮にできるとしたら、身体に触れる箇所はコーティングなどが必要だろう。

現状では、ブロンズ腕時計は、あくまでファッションの一環であろう。


以下、詳述

抗菌作用なんて?


抗菌作用なんて、大したウリにはならないと思っていた。

この数カ月の、社会の急激な変容。
筆者にもかなり影響があるのだから、読者諸兄はいかがだろうか?
後日のために、と書いておくと、筆者には、このような感じだった。

1月……遠い国のこと。こっちにこないといいな。
2月……外国人、観光業、クルーズ船のことだな。
3月……時差勤務開始。息子の卒園式に行けない。入学式もだめか。
4月……在宅勤務が始まった。でも、どうしても行かないといけないときも。本当に5月の頭に終わるのか?


この変容は、腕時計とも無関係ではなく、筆者は在宅勤務に関連した記事をいくつか書いた。
如実に腕時計の出番が減った方も多いだろう。

不要不急の外出は自粛するように言われてはいるが、どうしても外出するときに、ようやく腕時計の出番だ。

しかし、腕時計にもウイルスが付着する可能性がある。
筆者は、もともとの習慣として、帰宅すると、手洗いをし、部屋着に着替えてから居間に向かう。
潔癖症ではなく、一家で花粉症だからだ。
腕時計も着替えのときに、合わせて外している。
しかも、使う腕時計はローテーションするから、たとえ、腕時計にウイルスが付着していても、数日間の間には死滅するだろう。

しかし、平日はこの一本、と決めている方には、そのような、防護策は難しいと思われる。
やはり、アルコール除菌が効果的だ。腕時計の汚れ落としにもなるので、一石二鳥である。
ただし、アルコールは入手困難だ。
(マスク、体温計の電池など、ピンポイントで慢性的な品不足だ)



銅は?どう?


そこで、銅は、どうっすか?である。
銅合金製(ブロンズ、真鍮など)の腕時計はどうなのかと、考えた。
銅には殺菌作用があり、ステンレス上で数日間残存するウイルスが、銅では数時間で死滅するらしい。

ただ、調べてみたところ、ケースが銅(腕時計用は銅合金の青銅が主)はあっても、メタルバンドまで銅の腕時計はなさそうだった。

参考画像
20200422203500ca2.png

画像はチューダー公式サイトより転載 
チューダー・ブラックベイ・ブロンズ

やはり、銅がアレルギーを起こしやすいからだろうか。

調べてみると、銅イオンによって、アレルギーも抗ウイルス効果も起きるらしい。

例えば、人体に触れるところをコーティング等して、外気に触れる側を銅合金を剥き出し、とするなら、攻防最強になるのか。



まとめ


抗ウイルスに、銅にはたしかに効果はある。
だが、それをねらって腕時計につかうには、アレルギーがこわい。


おまけ



ちなみに、かつて銅のサビである緑青は猛毒であるとの言説があったが、まったくの誤りである。
ただ、科学的に誤りを認めたあとも、「昔の銅の精錬で毒を使ったからそれが残存して……」と誤魔化したような説明をするのを見たことがある。
間違っていた偉い人を忖度したんだなと今では考える。

ただし、昔の人が、緑青の出ているブロンズに接触して、金属アレルギー症状が出た場合、銅イオンのせいではなく、緑青の毒性のせいだと考えた人がいてもおかしくはないな、と想像する。

アレルギーはまだまだ解明中。
食物アレルギーの場合、原因物質の摂取と運動が重なったときだけアレルギー反応が出るケースもあるという。
子供の頃、食べた後の運動で調子が悪くなった方、それ、アレルギーだったかもしれませんよ?






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