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2020/05/11

やはり、神は細部に宿る 〜飾りネジの比較〜

自粛のGWのある日、筆者はクロノス日本版を読んでいた。

ふと、カルティエの広告が目に止まった。
カルティエ・サントス、その最新型の広告写真だった。

※この画像は、カルティエ公式サイトより転載
20200505133157797.jpg


ネジが、ベゼルの飾りネジも、メタルバンドの飾りネジも、ランダムに並んでいる。
(マイナスネジだから、向きの違いがよく目立つ)

それが、筆者には、すごく気持ち悪く感じられて、そのクロノス誌をネジの視点で読み始めた。


ネットで探すと


たとえば、オーデマピゲ・ロイヤルオーク
ベゼルの飾りネジ。カルティエと同じくマイナスネジだが、向きが整っている。
ネジの筋もがベゼルを囲むように配置してある。

20200505133203677.jpg

(画像はオーデマピゲの公式サイトより転載)
これに限らず、オーデマピゲのロイヤルオークシリーズの全てで、ネジの頭の向きは整っている。

細かい差であるが、そこも含めての高級か超高級か、なんだろうと思った。

かといって、「ロレックスの竜頭の向きは必ず上を向く」のように、デマもあるから、気をつけねばならない。



ジェンタ氏の意図は?


なお、ロイヤルオークの元々のデザインは以下の画像(左)の通り、
デザインしたジェラルド・ジェンタ氏は、ネジの向きを、ランダム描いている。

20200505133209e21.jpg

(画像はオーデマピゲ公式サイト「時計のはなし」より転載)

これが、デザイン的、美的問題なのか、生産に配慮した結果かは謎だ。
ジェンタ氏は故人たから、そこをインタビューした人が、いなければ、永久に謎になる。


とにかく、細部(ディテール)はあくまで、細部ではあるものの、

やはり、「神は細部に宿る」、と思わずにはいられなかった。





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