『時計しんぼ』 究極のコレクション対至高のコレクション 10万円腕時計対決!
はじめに
架空のマンガ『時計しんぼ』で、給付金10万円を予算にした腕時計対決があったら、と考えた。
なお、登場人物や時代背景は『美味しんぼ』とほぼ同一とする。
また、『美味しんぼ』は、長期に渡る連載のため、作風が変遷しているので、このパロディでも、同様に年代ごとに分けて考えている。
初期(1980年代)なら
究極のコレクションチーム(主人公山岡士郎と仲間たち)
(当時としては)知る人ぞ知るスイス製機械式腕時計を用意する。
で、機械のうんちくを語る。
随所でクォーツをこき下ろす。
至高のコレクションチーム(山岡の実父の海原雄山と弟子たち)
紙に腕時計の名前を書く。もちろん、究極側同様に知る人ぞ知る良品である。
審査員は驚き、究極側の副部長は暴れる。
「海原はん、どういうこっちゃ?」
「雄山め!」と、山岡は歯ぎしり。
そして、海原雄山は
「あいにく、わが美時計倶楽部では10万円台程度の普及品は扱っていない」
とか言う。
この頃の雄山は完璧に悪役である。
結果
究極側の勝利
しかし、至高側が現物を出していたら……という終わり方。
中期①(1990年代)なら
究極のコレクションチーム
予算ほぼぴったりの国産機械式腕時計。
うんちくを語る。クォーツをこき下ろす。
(なお、『美味しんぼ』の世界では、化学調味料や市販のカレールウを使う人に、人権はない)
至高のコレクションチーム
数千万円から億単位の機械式腕時計を用意する。
しかも、限定品で、とっくに予約だけで販売終了しているような物を、雄山が自腹とコネで用意する。
「経済を回すのであれば、このくらいは当然。命に関わらない真剣勝負はない」とか言う。
この頃から、雄山は原作者の分身。
お調子者の審査員が「さすが、海原はんや!」とか言って、持ち上げる。
結果
10万円の予算をぶっちぎったのに、至高側の勝利。
中期②(2000年代)なら
究極のコレクションチーム
国産機械式腕時計
至高のコレクションチーム
国産機械式腕時計
どちらも甲乙付け難い良品である。
ほんのわずかに、至高側の方が有利そうだが……
裏がありそうなので、審査員が質問する。
結果
究極側は国内の腕時計小売店なら、どこでも買うことができるような、大量量産品をあえて選んでいたことがわかる。
そして、地方の小さな腕時計店が定価販売しても税込みで予算に収まるようになっていた。
地方経済への配慮で、過疎地出身の審査員が感動する。
総合的な判断で、究極側の勝利。
後期(2010年代)なら
究極側
地方在住の知人の独立時計師に、お友達価格で頼む。
至高側
地方在住の知人の独立時計師に、お友達価格で頼む。
結果
甲乙付け難いとなり、引き分け。
あんまり対決らしい対決ではなくなる。
おわりに
異論は認める。
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