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2020/06/29

一腕時計ファンが考える「ハイオクガソリンのウソ」と趣味

「ハイオクガソリン、実は各社の製品が混ざってる」問題


石油元売り5社が、各社でハイオクガソリンの独自性能をアピールしておきながら、

実際は 一旦、各社共用のタンクに混ぜてから各スタンドに供給していたという。

それも約20年の間。

https://mainichi.jp/articles/20200627/k00/00m/040/124000c.amp


ハイオクガソリンは、高性能車向けであるので、趣味性も伴うことがある。
各社のハイオクガソリンを使い比べてみて、「これ!」と選択していたユーザーもいる。

要するに、その方の「これ!」は、
残念なことに、気のせいだった。
または、別の要因(車の状態、天候、本人の体調その他)だったのだろう。


もちろん、ユーザーに対する欺瞞でありブランディングとしては大きな問題だろう。
しかし、各社のうたう性能水準をクリアしていたというから、詐欺にはあたらないのではないか。

(筆者は、この話を聞いて、全く操作できないゲームを使った実験を思い出した。結果として被験者の過半数は自分が上手く操作できたと答えたという)

なお、レギュラーガソリンについては、各社共通品質で、融通しあっていたことは、周知の事実だったという。
設備や運搬のコストから、メリットが大きいのだという。

であれば、「ハイオクガソリンでも、共通化を!」と考えてもおかしくはない。




腕時計にあてはめると


思えば、腕時計では長らく、
スイス製腕時計の中身「ムーブメント」は、どれもこれもスウォッチグループ傘下のETA社製品だった時期がある。

特に無改造で腕時計に搭載する場合を、ETAポンなどと蔑称をつけている腕時計ファンもいる。

しかし、腕時計ファン以外には、腕時計の中身の機械は、どうでも良いことだったようで、
さして大きな問題にはなっていないように感じた。

近年、自社製ムーブメントが流行しているが、スウォッチグループ外へのETA社製品の供給が制限されたからにすぎない。


結局、ハイオクガソリンの問題も、ハイオクガソリンにこだわりのある人間にとっては、「大問題」だろう。
しかし、そうでない人間にとっては、「安くて品質が良いなら問題ない」だろう。


この問題が発覚したからといって、石油元売りが高いコストを払ってまで、独自の流通網を作るとは思えない。

あるとすれば、ハイオクガソリンの独自ブランド名が無くなる、くらいだと考える。







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