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2020/07/12

その製品が「同じ」であり続けるために

「同じ」であり続けるために


腕時計を含む、大抵の工業製品は、少しずつ変更・改良し続けている。

全く同じブランドの、同じ名前の製品であってもだ。


時に目に見えて大きく、
時にほとんどのユーザーに分からないくらい微小な改良・変更がある。



復刻版


よく、復刻版が、当時の品とは似ても似つかないことがある。
サイズ、デザイン、その他。


復刻版を、
多くのユーザーの手に届くような価格にしつつ、
現在のブランドイメージを損ねない最低限の品質を確保しながら……


となると、旧製品そのままを再生産することは、不可能に近い。



それに、「仮に当時品そのまま」だとすると、それで満足するユーザーは、限られてしまうだろう。


機能の差、
サイズの流行の差、
技術や材質・材料や工作機械性能の向上による品質差、

それでいて、本物のビンテージを追い求める人にとっては、所詮再生産品。

ライトな層にとっては、割高になるだけである。



あのカップヌードルでさえ


日清食品のカップヌードルでさえ、日常的に改良を繰り返しているという。
だから、カップヌードルを数年ぶりに食べて、「あのままの味だ!」と感じるとしたら、
厳密には錯覚だ。

むしろ、発売当時よりも格段に食料事情の良くなった現在でも、あの頃の雰囲気を残しつつ、
さりとてみすぼらしいと思わせないのだから、企業努力はいかほどかと。


というわけで


復刻版が高いのは当たり前。
当時品と違うところがあるのも当たり前。

ユーザーだって、当時のままではない。






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