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2020/08/07

「それ! 偽物ですよ!」

え? 店長! 偽物を使ってるの?


ネット上(特にSNS等)で腕時計を公開されている腕時計には、偽物もある。

(純然たる腕時計ファンの読者諸兄には信じられないとお思いだろうが……)
その中には、腕時計関連の仕事をしていると思われる方にも、明らかな偽物を使っている人がいるのだ。

オマージュやパロディウォッチでなく。
偽物・パチモンを!


普通は、見分けにくい


もちろん、ネット上の画像だけでは、本物と、巧妙な贋作とでは判別は付きにくい。

それでも、粗雑な偽物をつかっているから、分かる。
分かってしまう!


つまり、
腕時計関連の仕事をしているのに、
粗雑な偽物を使っていて、
それをネット上に公開している人間がいるということなのだ。


ちなみに、(まったく目利きではない)筆者でもかんたんに分かったのは、


ロレックス・コスモグラフ・デイトナの粗雑な偽物だ。


コスモグラフ・デイトナは、クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き腕時計)だ。
それにもかかわらず、偽物らしき画像では、センターのクロノグラフ針や、インダイヤルの積算計が“12時方向以外”を指している。
プッシュボタンがねじ込んだままで。


つまり、
なぜか、ねじ込み式プッシュボタンがねじ込んだままで、しかしクロノグラフ作動中ということになる。
それで、針が動いているということは……


おそらくは、粗悪なクォーツムーブメントを使っている偽物なのだろうと考えられる。


なお、ロレックス社の公式サイトの商品画像(CGか?)では見栄えのためにか、あえて前述の針がバラバラの方向を向いている。(そうしないとロゴや文字盤の字が見えないためか)
しかし、並行店や個人蔵の画像では、前述の針は、しっかりと12時位置を向いている。

もちろん、筆者のデイトナコンビ(もちろん本物)も普段は12時位置を向いている。


また、なぜか作動中の画像にかぎって、腕時計の写り方が悪い。ピントが合ってなかったり、遠目に写っていて画像が小さかったりする。
堂々とできない、事情が透ける。


終わりに


一個人が、偽物の腕時計を所有しようが、
それをSNSにアップしようが、他人に一切迷惑をかけないのなら、筆者はとやかく言うつもりはない。


しかし、仮に、その人が腕時計関連の仕事をしているなら別だ。

明確な被害を受ける人が出てくるからだ。
場合によっては、道義的、社会的、法的責任がある。

というより、偽物の腕時計を使うような人の扱う腕時計って、信用できないからでもある。
「腕時計が好きすぎて、偽物までコレクションしちゃう」のとは意味も次元も違う。


そもそも、そこに、腕時計愛を感じない。
偽物だろうが腕時計に罪はない。
罪は人がするものだ。


20200806115842055.png

※画像はイメージです。





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