ルックであること 〜セイコー5スポーツ SNZF15J1〜
ルックであること
2月になってから、ダイバーズウォッチがどうしても欲しくなった。
ちょうど、不定期な買い物が重なった結果、溜まったポイントなどを使って手に入れたのが、タイトルにもあるセイコー5スポーツ SNZF15J1だ。
なお、防水性能は100mであるから、いわゆる「ダイバーズルック」である。
決して潜水に耐える仕様の「ダイバーズウォッチ」ではない。
雑感
太く視認性のよい針。
夜光のよく効くインデックス。
リュウズは操作しやすい。ねじ込み式リュウズではない。
逆回転防止ベゼルは、気持ちよくかつ正確に動く。
濃紺と赤のペプシカラー的配色だが、GMTマスターとは色味もバランスも異なるので、パクリとは思われにくい。
(ただし、本機と色違いのsnzf17は遠目にはサブマリーナに見えるようだ)
日本製の逆輸入機械式で、1万円台後半の価格。
飾り気はないが、しっかりしたブレス。
ステンレス無垢製のように見えるものの、実際は厚いステンレス板を半分に折って作っているものだ。
しかし、弓カンとブレスが当たるとかしゃかしゃと軽い音がする。
バックルはダブルロック、質感は低い。
裏蓋はガラスでムーブメントが見える。(裏スケルトンまたはシースルーバック)
ただし、セイコー5おなじみの、7s36ムーブメントには飾り気はないし、機能美もあまりない。
要するにコスパが高く、安定・安心のセイコー5である。
気軽に買えて気軽に使える。
ダイバーズルックであること
この、気軽さはダイバーズウォッチでなく、ダイバーズルックであることの結果ともいえる。
なぜなら、防水性能を高めるためには必然的にコスト増、価格増につながる。
どうせ、本当にダイビングをするのなら、ダイバーズウォッチではなく、ダイブコンピュータを使うのだろうし。
スピードマスターを持っていても月には行かないし
コスモグラフは宇宙に行かないし……
ロマンを求めるなら不要なまでのオーバースペックもありだ。
しかし、その時計に求めるものが、
ロマンではなく気軽さであるなら
「ルック」のほうが良い場合があるのだな、と、この腕時計を使いながら考えた。
スピードマスター指数
-15
ロマンとは対極、だが、それも良し
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