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2020/08/12

『腕時計でマウント問題について、私見を論じたい』(長文)

腕時計でマウントをとったり、とられたり?


腕時計でマウントをとる。
または「吊り革バトル」など、

主に、身に着けている「腕時計の優劣」を勝った負けたと、競い合う考え方をする人がいる。


筆者は、そのような考え方は幼稚だと思うし、
自他の様々な腕時計を愛することに繋がりにくいと考える。


そこで、今回の記事では、「腕時計でマウント」を否定していく。


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※画像はイメージ


発端は和田氏のTweetから


若者の腕時計ばなれについてのテレビ番組のコーナーより
「高いものは恥ずかしい」
「アップルウォッチを使えば腕時計マウントから抜け出せる」
という街頭インタビューの紹介からであった。




ここから、腕時計ファンの間で、腕時計マウントについての話題が広がった。
※なお!、マウントあるいはマウンティングは、人の上に立とうとし相手を見下す行為のことである。


腕時計の優劣?あるの?


「腕時計の優劣」を競い合う人たちにとって

この場合の「優劣」は、

人気および金銭的価値

だけを基準にしているようにみえる。


高価で人気のあるブランドは偉いことになるし、同じブランド内でもモデルによっての上下ができることになる。


個々の腕時計のもつ、
美しさや面白さ、
品質や材質、
さまざまな付加的な機能、
伝統や逸話、
個人的な愛着や、
その日のコーディネイトもTPOも、


そのような「腕時計マウントの雑な世界」では、かんたんに無視されてしまう。
(だから、筆者は、腕時計談義に出てくる「腕時計ブランドの格付け」も嫌いだが、それは別の話)


たしかに、高額な腕時計の方が、安価な腕時計よりも、高品質かつ高付加価値なことが多い。
しかし、品質も付加価値も、ものさしの一つに過ぎない。
「みんな違って、みんな良い」のが腕時計だ。



腕時計マウントって幼稚


およそ学生までの世界で、
「ゲームやスマホの有無」など、持ち物で周囲と差をつけようとする残念な考え方があるのはわかる。

それが、いい大人になってまで、「持ち物で他人に差をつける」というのでは、価値観が幼稚すぎる。
前述のとおり、腕時計は人気や価格程度でははかれない魅力のある物なので、比較に使うにはそぐわない。
やるなら別のものでどうぞ。


腕時計ファンの間では


「腕時計でマウント」について、腕時計ファンの間では、


「自意識過剰」
「自分はしない」
「考えたことない」
「されたことはある」

という考えが多いようだ。
まとめると、
自分ではマウントとったりとられたりは無縁だけど、一方的に勝手に見下されたりすることはあるようだ。


もちろん、世の中には、金銭的な余裕を示す小道具として、見せびらかす人もいるが……

そういう人は、申し訳ないが腕時計ファンではない。
単に腕時計に形を変えた自己の金銭を見せびらかしたいだけだ。

もちろん、新しい腕時計、お気に入りの腕時計を親しい人に見せびらかしたい気持ちはよく分かる。
けれど、それだけなら、腕時計の上下を必要としないはずだ。
あるいは、お気に入りの腕時計(多くの場合高価)を使うと、テンションが上がる人は多い。が、それは、他人との比較によるのではなくて、あくまでも自己の内面的なものだ。

または、オマージュや偽物の前で、本物を使うと気分がいいが、それもまた別だ。(正義感の問題だ)


うっかりマウントを取ってしまわないために、ダイソーは有効


ただし、世の中には、
他人と比べて勝手に卑屈になるネガティブな人はたしかに存在する。
「自分の周りの人は自分より劣っていてほしい」と考えるような残念な人もいる。
道行く人が勝手に嫌な気持ちになっても、知ったことではない。
しかし、関係のある人は別だ。

だから、仕事で初対面の人と会うとき、
ダイソーの500円腕時計シリーズなど、「うっかり相手にマウントをとってしまわない物」が有効な場面があるとも考える。

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その際、相手が、勝手にマウントを取ってくる分には困らない。


アップルウォッチをつかえば?


アップルウォッチをつかえばマウントから抜け出せるという考えにも、やはり否定的な考えは多い。

そして、筆者も強く否定する。


そもそも、「アップルウォッチなら時計マウントから抜けられる」ということ自体、マウント関係を強く意識しているわけだ。
(そういう人は、臨時収入などがあったときに、高級腕時計を自慢のために買って、マウントを取り出しそうでもある)

または、アップルウォッチ自体が、他のスマートウォッチよりも高価だ。
ビジネス向けの国産クォーツもアップルウォッチより安いものは多い。
実は、他のスマートウォッチ等に対して、マウントをとっているのかもしれない。

アップルウォッチ自体は、いい製品だし、多くの高級腕時計より高機能だ。
だが、マウントうんぬんのために選ぶには、もったいない。

好きかどうかで選んでほしい。



まとめ


今回は、腕時計マウントについて、考えた。

筆者は腕時計を、近視眼的な単純な基準で、優劣を競うのは間違いであると考える。

一方で、勝手にマウントをとったりとられたりと考える存在もあると心得ておくのは、自衛のためには有効だと思う。


最後に、
腕時計とマウントの話が腕時計ファンの間で盛り上がることからすると、
マウントを取り合うのは、人間の本能の一部なのかなとも思う。
奴隷は自分をつなぐ鎖の良し悪しを自慢し合うともいうし。

それでも、筆者は腕時計ファンとして、

その腕時計を好きかどうかで選んでほしいのだ。





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