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2020/08/27

『ステンレスは、成功した錬金術である。』

夢の錆びない鉄


『ステンレスは、成功した錬金術である。』
誰かが言ったような気がするのだけれど、原典がわからないので、もしかすると筆者が最初なのだろうか?


ちなみに、
漫画『もやしもん』劇中の、
榊教授の台詞に、
「人類が唯一成功した錬金術 それこそが酒であり発酵という菌のカの奇跡だ」

というものがある。
筆者の脳裏に焼き付いているので、これが元ネタといえば元ネタである。



ステンレスってすごい


それはともかく、ステンレス
正確にはステンレススチールまたはステンレス鋼はすごいのだ。

「錆びない鉄鋼」なのである。
もちろん、正確には錆びにくい鉄鋼なのであるが、
普通の鉄鋼と比べたら、格段に錆びにくい!


だから、古い時代の懐中時計のケースには、鉄系の合金は採用されていない。

普通の鉄鋼は、簡単に錆びるからだ。
※だからこそ、宝飾的な意味も含め、金でケースを作っているものがある。


ステンレス鋼の発明は20世紀初頭で、販売開始は1913年。
そして、第一次世界大戦で爆発的に広まる。
ちょうど、腕時計の伸長と時期を同じくしているのである。

参考リンク
https://www.nyk.co.jp/main/recruit/fresh/industry/stainless.html




私達の生活の中に当たり前のように存在しているものの、実は百年程度の歴史。
金銀銅、青銅といった、有名な金属や合金と比べて、割と新しいのがステンレス鋼なのである。



さまざまな性質のあるステンレス鋼


ステンレス鋼は、鉄系の合金である。
合金であるから、混ぜ合わせる金属の種類によって、様々な性質をもつ。

その中で、腕時計の世界でよく聞くのは、316Lや904Lなど。

より錆びにくかったり、金属アレルギーが起きにくかったりする性質がある。

ただし、価格や加工性に難があったりする。

なお、316Lを「サージカルステンレス」なる愛称で呼ぶこともある。
外科手術用のメスなどに使う、ということで。

しかし、当たり前だが、外科手術用のメスは、人体にずっと触れたままになんてしない。

だから、「肌に長時間触れたままである腕時計に使った際に、100%安心という訳ではない」ことは、覚えておきたい。



まとめ


ステンレスはすごい。





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