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2020/04/03

クリスタルガードから、お手入れ論へ【シリーズ3回目】

クリスタルガードクロノアーマーシリーズ3回目



前2つの記事と、特に前回と内容的に関連はするが、読まなくてもいい。


今回書きたいことは、お手入れ論である。

読者諸兄は、ご自身の腕時計を、どのように、お手入れされているだろうか。

筆者は「腕時計 大好き!」を公言しているので、普段腕時計の手入れをしている。

筆者のお手入れ


筆者の場合はこうだった。
(現在は、クリスタルガードクロノアーマーが追加された)
①使い終わったら裏蓋を中心に軽く拭く
②ケースやバンド、その他気になる所の垢や汚れを取る(エタノールも適宜)
③メタルバンドを、各種薬品洗浄

さすがに、すべて毎日ではない。
基本的に毎日行うのは①だけ、汚れに気づいたときは②、年に一回程度の③だった。

また、フリマやリサイクルショップで買った腕時計の場合は、消毒を兼ねて、すぐにエタノールでふく。


筆者が、ほとんどG-SHOCKしか使っていない時代から、やり方は違えど、洗ったり、詰まった汚れをとっていた。

古くは、筆者が小学生の頃、母親のルビー付きの18金の指輪の裏側にたまった汚れを、定期的に清掃するのが好きだったな……

世間とのギャップ



ところが、クリスタルガードクロノアーマーやその他コーティング剤の話題をよく目にするにつれて、筆者は世間とのギャップを感じ始めた。

筆者は、腕時計愛好家ならば、やり方はいろいろあっても、定期的に腕時計のお手入れをしていると信じていた。

信じ切っていた。

ところが、
ブログ等で、コーティング系の体験記を読むと、

「腕時計を使ったら、拭かないでしまっている」
という人が、腕時計のブログを書いているような人にも、いることがわかった。

この人たち、腕時計、好きじゃないのかな。
と思って、ただただ、残念だった。

もちろん、今まで、全く手入れをしなかった人が、クリスタルガードクロノアーマーをきっかけに、日常的に腕時計の手入れをするようになるのは、
良いことだ。
手放しで喜んでいい。

買い集めるだけ集めて、粗雑に扱うのでは、真に大人の趣味とはいえない。
丁寧に使わないのなら、幼児にとっての玩具と同じだ。


また、同時に、腕時計に対する考え方の多様性にも気付かされた。

傷をつけたくない。
ピカピカにしたい。
傷を消したい。
高級感を高めたい。

クリスタルガードクロノアーマーの使用者の願いは、それぞれ似ているが、
しかし、少しずつ違う。
この微細な差こそ、個々人の趣味の多様性なのではないか。




クリスタルガードへの批判の続き



付け足しとして、
クリスタルガードクロノアーマーに対する批判も面白かった。
好きの対義語は無関心とは、言ったものだが、まさに、それだ。

わざわざ、1製品に批判を寄せるのは、かなり強い興味がある証拠である。

批判の内容は前回も触れたが、

新たな批判として、

④経年劣化(経年変化)を楽しめない
⑤剥がせない

が追加された。

④について
劣化か変化かは、主張する人の主観によって変わる。

もちろん、腕時計では、文字盤などの色の変化を珍重することはある。
または、錆を楽しむために銅製のケースをあえて使うこともまれにある。
しかし、腕時計の工業製品的な側面から、メーカーは変化を嫌う。
だからこそ、懐中時計の時代から、メーカーはケースになるべく錆びない金属を採用してきた。
ステンレススティールのないころは、大抵、金だったくらいだ。

というわけで、個人の好みの問題ではあるが、
メーカーも大半のユーザーも、経年劣化は求めていないと考える。

⑤については、剥がそうと思えば剥がせるようだ。
効能が期待できるものを、あえて剥がしたくなる状況は限定的だが、可逆性があることで安心感は増す。

ただ、コーティングをあえて剥がすとなると、「腕時計を売却ために原状復帰したい」が、大きな理由だろうか。
今のところ、クリスタルガードクロノアーマーによるコーティングが腕時計の評価額へどのように影響するかは、不明である。
すでに、各買取業者に問い合わせて、影響ないと言われたみ方はいるが、実際に売ったわけではないようだ。
コーティングが広まって、各買取業者から査定基準への明示がなされるときもあるかもしれない。

どちらにしても、将来の資産価値に期待し、新品購入後、一度も使わずに金庫保管したいのなら、そもそも、あらゆるコーティングはしないほうがよいと思う。



まとめ



様々な考え方はあるにせよ、
腕時計愛好家たちが、腕時計と向き合い、より一層腕時計を丁寧に扱うようになっていく。
様々なコーティングに関する動きは、そんな、よい予感を筆者に与えるのである。




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