fc2ブログ
2014/02/11

オリンピックの計時と時計メーカー

冬季オリンピック、ソチ大会の中継を見ていると、計時やポイントの結果発表のとき、赤地に白く『Ω OMEGA』のロゴが表示される。

もちろん、スピードマスターなどの機械式腕時計で計時しているわけではない。
オメガとロンジンが設立したスイスタイミングが実際には電子計時しているらしい。

さて、ご存知の方も多いだろうが、
2020年の夏季オリンピック東京大会の公式計時もオメガが担当する。

日本がほこるセイコーやシチズンやカシオや、はたまたソニーやパナソニック……は何をしていたのかというと、


指をくわえて見ていた。


そもそも、2020年までのオリンピック公式計時の契約は、
2009年の段階に交わされていた。
招致成功時には決まっていたのだ。


10年以上先のことに賭けるわけにはいかなかった、と肩をもちたい気持ちはある。

しかし、東京がオリンピック招致活動をはじめたのは、
オメガが契約延長する3年も前、2006年のことだ。
(当時は2016年大会を目指していた)

大変残念なことに、国内のメーカー各社は、自国でオリンピックが開催できないほうに賭けていたに違いない。

そして、まんまと賭けに負けた。


オリンピック招致成功が、これほどまで日本に大きな勇気と希望をくれるとわかっていたら、
結果は違ったかもしれない。
関連記事

コメント

非公開コメント