身近な経済と腕時計 【腕時計から見る経済シリーズ3】
以前、世界経済と腕時計について書いたが、
今回は、もっと身近なレベルから考えたい。
腕時計から見る世界経済1 上がったのは値段ではない 〜スイス製腕時計の価格高騰〜
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
腕時計からみる世界経済2 腕時計の価格は為替が命
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
昨今の新型コロナウイルス問題。
読者諸兄は如何お過ごしだろうか?
筆者は、ビジネスでもプライベートでも、かなり影響を受けている。
幸いにも、収入には今のところ影響ない。
ただし、運用中の各種資産は、個人向け国債を例外として、軒並み目減りした。
知り合いの自営業者は、さらに顕著に影響を受けている。
例えば、あるダンススタジオは感染予防のため休業、
ある美容室は卒業式・入学式の需要が無くなり大赤字という。
それも、それらの関係者に未だにコロナウイルス感染者が出ていない段階で、である。
そのうちの腕時計好きの自営業者には、
「その腕時計を売る気なら、店よりも少しだけ高く買うよ」と、声掛けている。
「まだ売らないよ」とのことだが、さて、どうなるか。
その人が一家の大黒柱でもある場合、ファミリーのために……諦めるっ! という自己陶酔的な気持ちにもなるかもしれない。
キャッシュフローの急激な減少にともなって、売ってもさほど困らない嗜好品である腕時計は、やはり売りやすいのだろう。
しかし、筆者に言わせれば、腕時計相場がかなり下がってきている現状では、売る必要が本当にないのならば、売らないことが正解だと強調したい。
とはいえ、世の中には「資産価値が下がったから」を理由に資産を売る人も多い。
「これ以上、下がる前に売らないと!」という心境なのだろうが、
【高いときに買い、安いときに売る】ことになり、経済的には常に損しやすい。
どんな資産も、原則的には、
欲しいときが買い時で、
所有している理由がなくなったか、お金が必要になったときが売り時である。
あなたが、どうしても資金繰りに困ったのでなければ、腕時計は売るべきでない。そして、世界景気が良くなったときに、仮にその腕時計に飽きていたら売るべし!
新型コロナウイルスの収まった後の世の中に目を向けよう。
日本経済が世界経済を上回るような成長をすることは期待しにくい。(異論はないだろう)
その現状からすると、【事実上の外貨建て資産の一つ】である高級腕時計は持っていて損はないと考える。
腕時計が今後も資産として看做される存在であれば、という但し書きはつくものの。
(懐中時計のように資産価値が大幅に低下したもの、郵便切手のように、コレクターズアイテムとしての価値がほぼ消失したものもあるので、価値が確実に残るとはいえない)
参考サイト
切手の価値が暴落するのはどんな時?
https://hikakaku.com/blog/%E5%88%87%E6%89%8B%E3%81%AE%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%81%8C%E6%9A%B4%E8%90%BD%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E6%99%82%EF%BC%9F/
どのみち、我々は、ほしいものはそれが、市場にあるうちに買うべきだ。
あなたが、世の中で腕時計の価値がなくなっても、それでも腕時計好きでいる自信があるなら特に。
質の非常に高い製品を新品で手に入れることができるのは、その製品に経済的価値があるときだけなのだから。
今回は、もっと身近なレベルから考えたい。
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腕時計からみる世界経済2 腕時計の価格は為替が命
https://moonwatch.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
新型コロナウイルスの影響
昨今の新型コロナウイルス問題。
読者諸兄は如何お過ごしだろうか?
筆者は、ビジネスでもプライベートでも、かなり影響を受けている。
幸いにも、収入には今のところ影響ない。
ただし、運用中の各種資産は、個人向け国債を例外として、軒並み目減りした。
知り合いは……
知り合いの自営業者は、さらに顕著に影響を受けている。
例えば、あるダンススタジオは感染予防のため休業、
ある美容室は卒業式・入学式の需要が無くなり大赤字という。
それも、それらの関係者に未だにコロナウイルス感染者が出ていない段階で、である。
そのうちの腕時計好きの自営業者には、
「その腕時計を売る気なら、店よりも少しだけ高く買うよ」と、声掛けている。
「まだ売らないよ」とのことだが、さて、どうなるか。
その人が一家の大黒柱でもある場合、ファミリーのために……諦めるっ! という自己陶酔的な気持ちにもなるかもしれない。
どんな資産も、売る必要がないなら、売らないことが大切
キャッシュフローの急激な減少にともなって、売ってもさほど困らない嗜好品である腕時計は、やはり売りやすいのだろう。
しかし、筆者に言わせれば、腕時計相場がかなり下がってきている現状では、売る必要が本当にないのならば、売らないことが正解だと強調したい。
とはいえ、世の中には「資産価値が下がったから」を理由に資産を売る人も多い。
「これ以上、下がる前に売らないと!」という心境なのだろうが、
【高いときに買い、安いときに売る】ことになり、経済的には常に損しやすい。
どんな資産も、原則的には、
欲しいときが買い時で、
所有している理由がなくなったか、お金が必要になったときが売り時である。
あなたが、どうしても資金繰りに困ったのでなければ、腕時計は売るべきでない。そして、世界景気が良くなったときに、仮にその腕時計に飽きていたら売るべし!
コロナ後には
新型コロナウイルスの収まった後の世の中に目を向けよう。
日本経済が世界経済を上回るような成長をすることは期待しにくい。(異論はないだろう)
その現状からすると、【事実上の外貨建て資産の一つ】である高級腕時計は持っていて損はないと考える。
腕時計が今後も資産として看做される存在であれば、という但し書きはつくものの。
(懐中時計のように資産価値が大幅に低下したもの、郵便切手のように、コレクターズアイテムとしての価値がほぼ消失したものもあるので、価値が確実に残るとはいえない)
参考サイト
切手の価値が暴落するのはどんな時?
https://hikakaku.com/blog/%E5%88%87%E6%89%8B%E3%81%AE%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%81%8C%E6%9A%B4%E8%90%BD%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E6%99%82%EF%BC%9F/
まとめ
どのみち、我々は、ほしいものはそれが、市場にあるうちに買うべきだ。
あなたが、世の中で腕時計の価値がなくなっても、それでも腕時計好きでいる自信があるなら特に。
質の非常に高い製品を新品で手に入れることができるのは、その製品に経済的価値があるときだけなのだから。
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