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2020/04/19

じゃないほう〜ロレックス・オイスター・パーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ・コンビ(エルプリメロ)16253〜

エルプリ・デイトナコンビは、色々な意味で「じゃないほう」である。



ステンレスじゃないし、
コスモグラフと名乗っていても宇宙に行ってないし、
そもそもロレックスの中では脇役だし……
エルプリメロそのものじゃないし……。

だが、筆者は好きだ。
ロレックス・オイスター・パーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ・コンビが。

以下、4点を詳述

画像


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1 素材


ロレックスのスポーツモデルは、定価ベースでは、ロレゾール(ステンレスと18金のコンビのロレックスによる造語)の方がステンレスモデルよりも高い。

それが、中古価格では逆転する。(ざっと百万円ほどステンレスのほうが高い)
ロレックスに興味のある方には、周知の事実だろう。
しかし、興味のない方は驚かれるに違いない。(筆者もこそうだから、コンビを買った)
なお、ロレックスの相場は、世界的な相場と為替に連動するので、これは世界的な傾向といえる。

2 そもそも、名前からして


実は、この腕時計は、正解には「デイトナ」じゃない。
それは、同時期なステンレスモデル(16520)や金無垢モデルもだ。

これらのモデルまで、「DAYTONA」と文字盤についてはいるが、
正式名称は「ロレックス・オイスター・パーペチュアル・コスモグラフ」だった。
次世代から、ロレックス・オイスター・パーペチュアル・コスモグラフ・デイトナが正式名称になる。

現在では、以前のモデルにさかのぼって、デイトナと一括に呼ばれているが、所詮後付である。

(なお、筆者は、混乱を避けるために、コスモグラフ・デイトナと呼んでいる)


また、本名のコスモグラフからして、宇宙とクロノグラフからの造語であるが、
NASAの試験で、オメガ・スピードマスターに破れ、宇宙に行くことはできなかった。

(だから、本名であるコスモグラフの代わりに、モータースポーツイメージのデイトナを推してきているような……)


3 そもそもデイトナって、ロレックスの中では


そもそも、ロレックスのヒエラルキーでは、デイデイトが頂点、デイトジャストが主力製品だといえる。

デイトナはあくまで、ロレックスの中のスポーツモデルの一つである。
雑誌などでキングオブロレックスなどと言われることもあるが、実はさほど特別なモデルではない。

アイドルグループで例えるなら、センターじゃないけど人気のあるアイドル。
マンガやアニメなら主人公じゃないけど、人気のあるキャラ。
ザ・ドリフターズなら、志村けん。
だろうか。


4 エルプリメロ?


16520系のコスモグラフ・デイトナは、ゼニス社のエルプリメロというムーブメントを採用している。

ロレックスに最後まで残った他社製ムーブメントということで、珍重されたが……
正確にはエルプリメロベース、である。
エルプリメロそのものではなく、主に耐久性向上のために大改造されている。
特徴的なハイビートの振動数は毎時36000から28800に落としている。

エルプリメロと言われつつ、エルプリメロそのものではない。
かといって、出自は隠せない。


まとめ


上記の4つにわたって、デイトナやデイトナコンビが、じゃないほうであることの論拠を示した。

でも、筆者は、これが好きだ。
そういうエピソードにも事欠かないことからして、コスモグラフ・デイトナはロマンチックなんだと考えるのだ。

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